東京国産材ビジネスセミナー第3回を、9月6日(土)に開催いたしました。

3名のゲスト講師と本編レクチャー3講座があり、盛りだくさんの内容となりました。

東京国産材ビジネスセミナー第3回

 

今回のテーマは「意外と知らない大事な仕事:製材業・木材流通業」
総勢17名の参加者の方にお集まりいただきました。

 

トップバッターは、ゲスト講師として、株式会社アミタ環境認証研究所の小川直也氏にご登壇いただきました。
「なぜFSC認証か? ~2020年東京オリンピック前に知っておきたい理念と現実~」

なぜFSC認証か?

 

最近、目にすることが増えたFSC®森林認証マーク、国内でも認証取得者が増加中です。
そんなFSC森林認証の創設経緯から、普及していく社会的背景と事例についてご紹介いただきました。

東京オリンピックを踏まえた今後の動向や林業界への影響についてもご解説いただき、
林業・製材業界がやるべきことが見えてきます。

 

さらに神奈川県で木工を手掛ける「堀内ウッドクラフト」の堀内良一氏にご登場いただきました。

 

写真に写っているのは、「FSC応援プロジェクト」というキャンペーンの中で
応募プレゼントの賞品になっているスツール

こちらも堀内氏の作品であり、国内では希少な認証広葉樹を生産している
岩手県岩泉町の多様な木で作られています。

堀内ウッドクラフトは10年前にFSC森林認証の流通認証COC認証を取得されています。
実際に取得にかかる労力とコストに見合うだけのメリットはあるのか?

最近注目度アップのFSC森林認証のリアルなお話に、みなさん興味津々でした。

(堀内ウッドクラフトのHPはこちら FSC認証材の木工品をご覧になれます)

 

続いて、本日のキーワード「製材・木材流通業」について、弊社岩井から概論をレクチャー。

クイズ形式を中心にお送りしました。

製材概論

まずはみなさんのお持ちの知識の中で、

「木取りのパターンを書いてください」
「知っている製材機械(方法)を書いてください」
「木材製品流通のパターンは?」

など、thinking time!

機械の種類・スペックによって、原木の大きさによって、生産できる商品は違います。
目的とする主製品に合わせて、どのような設備投資をすればよいか?仕入れる原木のサイズと質は?
工務店までの最適な流通ルートとは?といったことが決まってきます。

「意外と知らない」から「意外と知ってる!」へ。

考え、知る機会をご提供しました。

 

次はゲスト講師、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の小川拓哉氏から、
「大規模製材・バイオマスを政府が後押しする意義」

大規模製材所・バイオマス

 

・いまなぜ大規模製材が必要なのか?…社会的な背景について

・大規模製材工場・バイオマスを後押しする意義…大規模化のメリットについて

をテーマに、これまでの木材利用に関する政策の変遷を整理し、

国内トップ10に入る大規模製材所の立地や流通ルートの解説も交えて、
大規模化が進む日本の製材業界のリアルについてレクチャー。

国策レベルの動きをとらえておくことが、中小事業体のビジネスにも活きてきます。

 

続きまして、弊社古川より「経営マーケティング基礎編」

マーケティング概論

 

そもそも木材業界において「製材業」の立ち位置とは?を整理し、

・製材工場3つの類型化
・木材マーケティング(流通)4つの類型化
・「選ばれる材木屋5つのポイント」
・理念反響型マーケティングと顧客創造について

という、業界特化のマーケティングレクチャーをお伝えしました。

また全国各地の今アツイ事例を多数ご紹介。
メディアにはなかなか登場しない、キラッと光る優良事例を知ることで
自社の経営ヒントになります。

 

最後は小林から
「法律と契約 概論 ~森林林業にまつわる法務と品質トラブル~」

・森林の法律と、建築の法律の構造
・建築物、製材品をめぐるトラブル事例と対応方法

というテーマで、「攻め」のマーケティングに対して
「守り」となるビジネス法務知識を習得。

法律と契約

 

従来型の木材業界の商習慣を振り返りながら、
契約者とのトラブルを避けるために、材木屋に求められるスキルと対応はなにか?

すべての関係者が気分よく商売をするためには、このような法務の知識も必要です。

 

最後に古川から本日のレクチャー総括をしたあとは、
懇親会の場でさらに話を深めました。

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木材市場動向を左右する「FSC森林認証制度」、「大規模製材・バイオマス工場に対する政府の動き」

木材業界の経営者の皆様に贈る「経営マーケティング」、「トラブル回避の方法」

「ミクロ」「マクロ」両方の視点でお送りしました。

 

製材・流通業は、山に利益を還元するために、要になる産業です。

しかし、
「山に再造林することを考えて取引をしている製材所は少ない」

という意見もありました。

持続的な林業のために、製材業とのよき関係性と、持続的な製材業を。

 

 

以下にセミナー後の参加者の皆様からのアンケートを一部掲載させていただきます。

 

=== 参加者様アンケート ===

■ 建材メーカー A様

マーケティング・具体的手法が分かりやすい講座でした。選ばれる材木屋5つのポイントは、林業関係のみならず流通、工務店も同様に役立つと思います。明日からの行動を変えるパワーを持つセミナーです。

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■ 林業会社 B様

林業という業界は、色々な関係性の上で成り立っているのだということを改めて感じました。自分の強みは何か、考えせられましたが、古川さんのことばで勇気がわきました。川下というものはとても重要なポイントと考えていますので、次回のセミナーでは内容の濃いものを期待しています。

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■ 林業家 C様

今後FSC森林認証を取得し、地元の製材・木材加工業者に丸太を利用してもらい、消費者が見える形のビジネスに取り組みたいと思いました。マーケティングや営業について林業が他の業界と遅れているならば遅れていない業種は何で、どんな対策をしているのか、それを林業界はまねできるのか、今後のセミナーで知りたいです。

+++

■ 公務員 D様

国産材、外材それぞれの品質・性能の違いを理解して、そのうえで国産材の強みをPRしていく必要があると思いました。

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■ 木製品生産販売業 E様

バラエティに富んだトピックで面白かったです。マーケティング・営業の話は今すぐにでも取り入れてみたいです。今回はFSC認証の立ち位置がよく理解できて面白かったです。

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■ 公務員 F様

FSC設立の経緯、経営マーケティングのおさらいができ、より知識が定着しました。法律と契約において、守りの部分をしっかり押さえておく重要性を感じました。潜在顧客の把握(リスト作成)はぜひ取り入れたいと思います。

+++

■ 測量会社 G様

普段の仕事で何気なく行っていることを本日の講座で改めて考えさせられたことがたくさんあり、非常によかったです。新たな事例を作る気持ちで取り組んでいきたいと思います。元気な会社の事例を参考に、マーケティングのテクニック、Webの作成と見直しを行い、グループ会社へも反映させたいと思います。

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■ 学生 H様

今まで小規模な製材所ではお話を伺っていたのですが、業界全体の話を聞くことがなかったので、セミナーで大規模製材所のお話を聞くことができ、助かりました。瑕疵について初めて伺いました。こういった問題はどこでも付きまとうことですが、書類の重要性がよくわかりました。毎回とても為になる話をありがとうございます。

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■ 製材業 I様

不動産業もしているので、法律の問題について今後が気になります。今後はマーケティングの研究を行っていきたいと思いました。

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■ 公務員 J様

具体的な事例が多く、面白かったです。

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■ IT企業 K様

木材マーケティング4つの類型化に興味がわきました。今後は自分でケーススタディになりそうな企業のリサーチを行いたいと思います。

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■ 公務員 L様

製材・木材流通業について、本当に自分が何も知らないことがわかりました。政府は大規模をキーワードに動いている中で、自分の地域はどうなのかと考えてしまいました。また、木材ビジネスを色々なフレームにあてはめて分析したことがなかったので、頭がいっぱいになりました!

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■ 農林公社 M様

FSC認証制度の川下側の話は初めて聞きました。「選ばれる材木屋5つのポイント」を聞き、自分のビジネスの中でも、約束を守ることは大切にしたいと思いました。

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次回の東京国産材ビジネスセミナーは、

「ニッポンの住宅動向」というテーマで、
いよいよ木材業界の川下に注目し、ディープな世界をご紹介いたしますので、
皆様ふるってご参加ください。

初参加の方も、第4回目からのご参加も、お待ちしています。

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国産材ビジネスセミナー第4回は、10月4日(土)開催!!

日時:10月4日(土)14:00~18:00 +懇親会
■場所 東京都港区新橋2-12-15 田中田村町ビル5F (新橋駅から徒歩4分)

テーマ:

●ニッポンの住宅動向

  • 工務店業とは何か?
  • 住宅の構造と工法/部材 -樹種と加工-
  • 住宅10ニーズと国産材利用工務店の営業ノウハウ
  • 公共物件、マンション、リノベーション
  • 木製家具やコモノの最新動向

●経営マーケティング 実践編

  • B to B/B to C 営業とは何か
  • チラシ作製の7つのポイントとDMマーケティング
  • 行列をなす「地域ブランド工務店」の作り方

●法律・契約 実践編

  • 公共建築木材利用促進法
  • 省エネ法
  • 不動産広告の読み方

川下に焦点を当てながら、川上の山のことを考える。
「国産材に関する一気通貫型セミナー」らしいメニューとなっております!

 

★国産材ビジネスセミナー募集要項★
 https://chiikino.jp/?p=2656
次回もみなさまへ業界の最新事例をお届けして参りますので、乞うご期待ください!
Posted by admin on 土曜日 9月 6, 2014 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 国産材ビジネスセミナー(東京)


国産材ビジネスセミナー第三回は、9月6日(土)に開催!

今回も特別ゲストをお招きしての充実のラインナップです。
幅広い層からご好評をいただいている本セミナー、お申し込みは先着順、お見逃しなく!

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■日時:9月6日(土)14:00~18:00 +懇親会
■場所 東京都港区新橋2-12-15 田中田村町ビル5F(新橋駅徒歩4分)

■テーマ:
①ゲスト講座(1)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 小川拓哉氏

【大規模製材・バイオマスを政府が後押しする意義 】

□背景 -出口戦略への転換(保全政策から利用政策への転換)、
-林構から「新流通加工システム」「新生産システム」への流れ
□今後 -加速化基金の成立から 地方主導の動きが加速化
□現在  -規模別製材の今(全国事例)

②ゲスト講座(2)
株式会社アミタ環境認証研究所 小川直也氏

【~なぜFSC森林認証か~
2020年東京オリンピック前に知っておきたい認証の理想と現実】

③意外と知らない製材業・木材流通業
・そもそも製材業とは何か?木材流通業とは何か?
・製材設備の種類と木取り、歩留り、メリット・デメリット
・木材製品等級について:産地によるバラエティ
・<clubプレミアム国産材>
・3つの流通パターン/木材商流の基本

④経営マーケティング基礎編
・QCDと木材マーケティング基礎
・AIDMA理論・木材営業の売上方程式
・企業ブランディングとは何か
・古川ちいきの総研がプロデュースした事例紹介!
・選ばれる「産地ブランド、製品メーカー、材木屋」5つのポイント

⑤法律と契約 概論
・森林林業にまつわる法務と品質トラブル

⑥まとめ

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■受講料:おひとり様13,000円(税込)

■お申込みについて

ご参加をご希望される方は、
・メール(info@chiikino.jp)
・FAX(06-7878-6326)
・お電話(06-7878-6376)にて

いずれかにより、以下の項目をお知らせください。

1)お名前
2)ご所属
3) お電話番号
4)メールアドレス
5)懇親会へのご出欠

お申し込み後、折り返しお支払方法をご案内させていただきます。

なお、懇親会のみ参加したいという方はお断りさせて頂きますのでご了承ください。

★国産材ビジネスセミナーの概要はこちら★
https://chiikino.jp/?p=2656

Posted by admin on 土曜日 9月 6, 2014 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京)

 

第4回の川上村地域ビジネス実践塾では、現地視察会を開催いたしました。
タイトルはズバリ、
~京都府唯一の「村」 南山城村の地域ビジネスを見に行こう!~

農産物直売所

 

南山城村は、京都府の南端にある人口約3,000人(川上村の約2倍)の村です。
起伏の緩やかな山間部の村で、昔から宇治茶の産地として知られています。
川上村と同様に、人口流出などの課題を抱えつつも、地域資源を活かしたさまざまな村づくりが行われています。

最近では、Iターン農家やアーティストをはじめとする、村のくらしに共感する移住者も着々と増えていること、
イベントでの交流や情報発信も積極に取り組まれ、メディアからの注目を集めています。

 

南山城のお茶畑

 

今回、川上村からの参加者は、お仕事の合間を縫って参加さった経営者の方、
村づくりを担当する役場の若手職員の方を始め、スタッフ含め総勢14名となりました。
村づくり・地域ビジネスへの熱意を持って臨みます。

 

ツアーの最初の訪問先は、「南山城村農林産物直売所」
(南山城村農林産物直売所HPはこちら

農産物直売所

 

公設民営の販売所で、村内の約80軒の農家が参加されています。

運営委員長の方から、直売所の現状、運営の工夫や課題についてお話をしていただいてから、見学&お買いものタイム。
新鮮な野菜だけでなく、しいたけの入ったたこ焼き風「しいたま焼き」やしいたけアイス、トマト・お茶アイスなど、
特産品を活かしたユニークな加工食品もあり、
さっそく「川上だったら●●を作ったら面白いのでは?」といった意見が飛び交い、
ビジネスのヒントになったようです。

 

お次は、廃校になった小学校を活用した「は・ど・る」という施設。
(は・ど・るHPはこちら

は・ど・る

 

2003年に廃校になった旧山田小学校の木造校舎を活用し、
1教室月5,000円という値段で村内外の人へ貸し出しを行っています。

現在はアーティストの工房、展示室、カフェ、地域サークルの活動拠点などになっています。
現役時代そのままの校舎や張り紙があり、ほっこりした懐かしい雰囲気があります。家主オリジナルの使い方・デザインに惹かれて、村外から訪れる人が絶えないそうです。

お昼ごはんは「は・ど・る」内にある「cafe ねこぱん」にて、季節のランチ。
このカフェは村外から通う方によりけいえいされています。メインディッシュと一緒に名物のベーグルを頂きました。

地域の産品の販売も、おしゃれなディスプレイとともに・・・

cafeねこぱん

 

 

昼食後は、村役場職員の方から、村の取り組み概要をご説明いただき、
地域、行政、作家をつなぐ「は・ど・る」の役割、情報発信のステップアップについて紹介していただきました。

講演会

 

村づくりとして最初に手を付けた「は・ど・る」から、次の新しい活動の誕生、
新しい地域への拡散、新しい世代の参加を誘発し、結果的に地域全体に賑わいが生まれたというお話に、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

 

その後は、は・ど・るの設立に尽力された木工作家さんや、地域おこし協力隊の方に加わっていただき、
テーマ別に3チームに分かれてグループディスカッション。

「地域での若者の活躍」チームは、南山城村と川上村それぞれの地域おこし協力隊員が、両地域の取り組みについて情報交換。
互いに似た悩みを抱える村として、これからも人と情報のやりとりを続けていくことになり、今後の交流にも期待が高まります。

 

「地域ビジネス」チームは、地域の小さなビジネスの難しさについて語りながらも、
「川上村もこんなふうになったらいいな」という夢を膨らませました。
「は・ど・る」のように自由に使えるコミュニティの拠点づくりについても情報交換が行われました。

 

「官と民」チームでは、村づくりにおける行政の役割について意見交換。
お互いの取組や姿勢を知ることが、役場職員どうし、大きな刺激になったのではないでしょうか。

 

南山城村には、地域の特産物や風土をいかした商品、場所、イベントがあり、
何度もお邪魔したくなるような、賑わいがありました。

今回の視察では、そんな村の雰囲気を作りあげる、「人」の力はどうあるべきか、
官民それぞれに考える機会となりました。

 

今回のグループディスカッションで共通して聞かれた意見は、「川上も南山城もよく似ている」ということ。

「似たような悩みを抱えている山間部の村として、互いの取り組みから学びたい」
という双方の意見があり、改めて交流やソトを知ることの重要性を認識します。

 

この度はお忙しい中、お時間を取ってご案内していただきました南山城村の皆様、
本当にありがとうございました。

 

★地域ビジネス実践塾(第5回)は、9月12日(金)18:00~20:30です。

次回が最終回となりますので、全体のまとめとして、
・参加者皆様の地域ビジネスについての発表
・実践塾のまとめ
というメニューでとなります。

地域ビジネス実践塾の内容を、みなさまの実際のビジネスに応用していただくための、最終ステップとなる計画ですので、皆様ふるってご参加ください。

場所は川上村商工会館会議所となりますので、お間違えの無いようにご注意ください。

 

最後に、参加者の皆様の感想を一部紹介させていただきます。

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■A様
は・ど・るの木工品の展示方法、ちょっとした案内やカードなど、全部おしゃれでまねをしてみたいと思いました。川上村も、村全体の魅せ方次第で、どんな風にも変えていけると思いました。

■B様
地域ビジネスでは、特産品の売り方、集客方法が大切だと感じました。ネットや口コミの効果的な利用を取り入れたいと思います。

■C様
地域ビジネスに、知識・情報の共有として視察の場があると良いと思いました。今日は本音の話を聞かせていただき、ありがたかったです。

■D様
周りに反対されても自分を信じてやってみる、一歩踏み出すという姿勢は、自分も見習いたいと思います。

■E様
地域ビジネスには、「人とのつながり」「生産者のやる気」という人の力と、「地場産業の商品開発とストーリー」「消費者への発信力」というマーケティング力が必要だと思いました。

■F様
今後は人とのつながりを強くしていきたいと感じました。南山城村のみなさま、ありがとうございました。

■G様
新しい地域の作り方を学ばせてもらいました。私も自主性が育っていくような事業をしていきたいです。ありがとうございました。

■H様
視察に行って、川上村にもいいものが沢山あることに気付きました。今日は本音の話を聞かせていただき、とても共感できる部分や参考になる所が多くありました。川上村ではいくつかのプロジェクトが始まったばかりで、不安や苦しいことが多く出てきています。ですが、こうしたい!!という熱意は忘れずに、仲間と、少しずつですが形にしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

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弊社では、このような地域ビジネスについての講義、出張公演を受付けております。

講義のご依頼は、下記の連絡先までご連絡お待ちしています。

㈱古川ちいきの総合研究所 Email⇒info@chiikino.jp

Posted by admin on 土曜日 8月 30, 2014 Under — ちいきの地域, pick up, すべての記事

 

8月度「経営実践研究会」in大阪を開催しました。

今回のテーマは

・棚卸のHOW TO ? 

・森林・林業における理念と利益の変遷

・林業の成長産業化に向けた「女性の力」活用の検討

といったテーマで、ひとつ一つの話題について
じっくり議論する形となりました。

 

またゲスト講座として、

住宅事情に詳しい政策コンサルタントをお招きし、

「日本の中古住宅市場と政策動向」

という題名で、ストック市場の動向と国の施策についてご解説をいただき、
法制度の改革によって生まれる、
工務店、住宅産業に携わる者にとっての新たなビジネスチャンスとは何かを整理しました。

 

研究会では、毎回、

政策動向やマクロ的な動きなどの情報提供に加えて、

今回の「棚卸の方法」など、日々の実務に明日から使えるノウハウを、受講者同士が講師になって

共有できることが特徴となっております。

 

「明日の経営に役立てたい」

「遠くの同志と切磋琢磨したい」

 

そんな林業・製材業・工務店業の経営者のみなさまをお待ちしております。

 

★★今年も元気に開催中!!★★

2014年度経営実践研究会[国産材ビジネススクール]

!!新規受講生募集中!!

次回は9月26日(金)14時~18時 (大阪市内) です。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

【初回体験無料です】

詳しくはこちら ⇒ https://chiikino.jp/blog/?page_id=42

~~~今後のスケジュール~~~

9月度  ・・・ 9月26日(金)
10月度 ・・・ 10月24日(金)
11月度 ・・・ 現地研修会in九州

 

Posted by admin on 金曜日 8月 22, 2014 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

森ではたらく!出版記念トークイベント、第3弾は、愛知県名古屋市で開催されました。

会場は「LDK覚王山」 森と木の雰囲気がある素敵なブックカフェでした。

 

台風の強い風雨の中、そしてかろうじて動いている電車を乗り継いでお越しくださった皆様方、

本当にありがとうございました。

 

今回のゲストは、3人の男たち!

 

「森を挽く人」田口房国さん(株式会社山共)

「森を伐る人」久米歩さん(株式会社ソマウッド)

「森を興す人」古川大輔(株式会社古川ちいきの総合研究所)

 

林業の現場でも仲間同士であるこの3人が、惜しげもなく本音トークを展開するアツいイベントとなりました!

 

 

 

最初にご登壇下さったのは、「森を挽く人」 田口房国さん

 

9割が豊かな森林に包まれている岐阜県東白川村で林業・製材業を営まれています。

株式会社山共 代表取締役。

地歌舞伎も華やかに演じ、地域の方々に愛されている、37歳。

木材価格が年々下がる中、林業が伝統工芸になってはいけないと、若いパワーと知恵を駆使し、

時にはスーツ姿で東京へ売り込みに行く姿は、まさに現代の林業界の風雲児。

お忙しくなった田口さんに、お父様はもっと山に入ってほしいと願いつつ、

若い考えを全面的に尊重し、そして期待なさっているというお話に、会場も心がほんわり温まりました。

 

東京の一等地で東白川村のヒノキが使われている建物をみて、誇らしいと仰っていた田口さん。

2020年に開催される東京オリンピックにも、東白川村の木が受注されるよう、今からしっかり狙いを定めている姿は、これからの日本の林業界の頼もしい存在です。

 

続いてプレゼンを行なって下さったのは、「森を伐る人」 久米歩さん

静岡県清水区、富士山の見える森林地域で、木を伐るお仕事を担う、

株式会社ソマウッド 代表取締役。37歳。

キコリのイメージを若い女性に書いてもらったというイラストも交えたお話に会場も賑やかに!

久米さんは、木を伐るだけでなく、伐った木を世の中にお届けするキコリでありたい、

林業サービス業として人々に寄り添いたいとのお考えをお話下さいました。

特に【木魂祭】(もっこんさい)は、材木店さん、工務店さん、お施主様と一緒に大黒柱を伐るイベントとして大好評。

実際に木を自分で選び、触り、育った森を知ってから家を建てられるなんて本当に素敵ですね。

自称「山から下りてきたキコリ」さんは、木だけでなく、大切な命の繋がりも届けてくれます。

 

3人目は、「森を興す人」 古川大輔

大阪を拠点に、全国の森を駆け回る弊社社長林業再生コンサルタント。38歳。

お寿司屋さんが釣りをしている人を見たことがない訳はないけれど、

大工さんがキコリを見たことが無い世界というのが林業の世界。

それを繋げる第三者としてサポートしていきたいと語ります。

そして以前開催した森林林業ツアーを紹介し、「遊んで学んで癒されて」というテーマで都会の人を森に案内するというビジネスを紹介しました。

人生およそ80年。その間、一度も森へ行ったことが無いなんて残念でなりません。

やはり実際に自分の目で、肌で、全身で森を感じることは、私たちにとって大切なことなんですね。

 

さて、いよいよこのアツい3人全員でのトークショーが始まります。

普段から森のために繋がっている、とても仲の良い3人が考えていることとは・・・???

田口さんと古川が一致団結して会社を新しい方向へ向かわせようと模索する中、山共初代のおじい様と大喧嘩する話から始まり、

久米さんは心地よい山の仕事を持続させていくには、いかにお金を工面し、仕事も工夫していかなければならないかという苦労話など、

リアルな林業話に会場はぐんぐん惹きこまれていきました。

 

会場の皆様からの質問にもお答えしました。

「次の担い手である若手の育て方、来てもらえる環境はどう工夫しているか?」

久米さんは、自分がチャンスを色々探しにいくことで、若者もおもしろいと思ってくれている。新入社員をセミナーに送ったり、合コンに行かせたり、勉強と出逢いを提供しています。

田口さんは、丸太から四角い材を作り出す際が一番技術が要るが、職人という意識を持ち過ぎず、とにかくやらせる方針でどんどん任せて責任感を与えている。

若い社長さん達も、すでに次世代のことについて真剣に考えている姿勢に会場の皆さんも大きく頷いていらっしゃいました。

 

映画「WOOD JOB」のファンで、このイベントに来られたというお客様には、

久米さんが、普段もヨソモノである自分と、主人公と重ね合わせて泣いたというエピソードをご披露して下さいました。

 

最後はお決まりとなったサイン会。

直接皆さんとお話が弾み、ゲストの3人もとっても楽しそう!

現実はとても厳しい林業の世界で、お互いが知恵を絞って助け合い、森と会社と社員を守っていこうとする3人の意気込みのアツさが存分に伝わるイベントになった第3弾。

 

リアルWOOD JOBなトークイベント 「森ではたらく!」出版記念イベント!

まだまだ続きます!!!

 

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次回は 9月18日(木) 19時~20時30分 ジュンク堂書店池袋店にて

ホストは 、 「森に集う人」  山崎亮さん(studio-L)   「森を興す人」 古川大輔

ゲストは、 「森を写す人」 足立成亮さん です。

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どうぞお楽しみに!!!

 

Posted by admin on 月曜日 8月 11, 2014 Under pick up, すべての記事, 講演&研修 報告

 「森ではたらく!」出版記念イベント 第3回開催決定!!

 

“森ではたらく!”出版記念トークイベント、大好評の第3弾は名古屋に決定!

今回は森を興す人[林業コンサル]、森を伐る人[林業]、森を挽く人[製材]・・・男子ばかりのトークショー。
暑い夏を、そして森のしごとをさらに熱くする若手男子が集結します。
森にかける想い、森で起きたハプニング、そして武勇伝も飛び出す!?
草食系男子が物足りないと思っているあなた、リアルWOOD JOB!な男たちに出会えるチャンスです。

日  時 :8月10日(日)19:00~20:30
場  所 :LDK覚王山
ホ ス ト :古川大輔さん
ゲ ス ト :久米歩さん、田口房国さん
参 加 費 :1000円
★書籍持参 or 当日購入の方は500円!
★参加者にはもれなく鹿革のしおりをプレゼント!
定  員 :30名
申  込 :▼下記リンクよりお願いいたします
主  催 :学芸出版社

==詳細はこちら==
http://gmark.jp/event/1407mori_3/

 

■ゲストプロフィール

久米歩 ㈱ソマウッド代表取締役。1977年石川県生まれ、富山県育ち。2002年静岡県立大学国際関係学部国際言語文化学科卒業。2009年㈱ソマウッド設立。大学卒業と同時に静岡市内の中山間地域に住みはじめる。地元農林業に従事する傍ら、学習塾「独歩塾」を主宰。静岡市から富士山麓までの森林で素材生産を行う。会社のモットーは、「山林を、より美しく、より価値あるものへ」。社員は全て地域内に在住の20~30代U・Iターン者。家族は、妻と3人の娘。http://soma-wood.jp/

田口房国 ㈱山共代表取締役。1977年岐阜県生まれ。1999年学習院大学理学部物理学科卒業後、山共製材㈲(現㈱山共)入社。2007年代表取締役就任。従来からのブランド材である東濃材を製材する傍ら、「山と共に、あしたをつくる」を合言葉に木製玩具や家具の制作プロジェクトや山林ツアーなどで木材の新たな需要拡大に取り組み、その活動が評価され2013年度の「木づかい運動顕彰 国産材利用推進部門」にて表彰される。http://www.yamakyo.com/

Posted by admin on 日曜日 8月 10, 2014 Under pick up, お知らせ, すべての記事

 

東京セミナー

東京国産材ビジネスセミナー2014年度第2回目を、8月2日に開催いたしました。

 

今回は特別企画と題しまして、「業界初! 林業コンサルタント合同セミナー」
弊社古川、岩井に加え、セミナー初参加の三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)の相川高信氏、

(株)自然産業研究所の田村典江氏を講師として迎え、
4時間みっちり、「明日の林業」について木材マーケティング、林業の現状、政策、人材育成に関してのレクチャーとなりました。

会場風景

 

当日は、遠くは広島、岩手から、約30名の方にお越し頂きました。

経営者、勤め人、学生というそれぞれの立場で、
林業、製材所、工務店、コンサルタント、行政機関、異業界…
幅広い職種、業種の方々にお集まりいただき、林業界に向けられる関心の高さを実感しました。

 

セミナーのトップバッターは弊社古川から、「経営マーケティング入門」と題しまして、
異業界からのヒントもたくさん加えた、林業界に応用できる!マーケティングの枠組みを解説しました。

 

マーケティング講座

 

林業という市場の現状とは?儲からない原因はどこにあるのか?
そして今、林業界が儲かるために必要なことは何か?

商品品質を高め、マーケティング・販売方法を身に付ければ、木材は売れる商品になる!と
独自の理論をご紹介しました。

 

続きまして、弊社岩井による「林業業界入門編」では、木材生産の現場である「林業」の姿を解説。

導入では弊社インターン生2名による、「3分で分かる日本の林業講座」にて、
日本の林業の現状、林業と日常生活の係わりを理解するためのエッセンスをお伝えしました。

 

日本の林業

 

本題では、岩井から、地域特性が強い林業事情を分かりやすく整理。

さらに「林業って木を伐るだけ?」という疑問に対して独自の類型化を行い、
従事の形態、所有と管理、多面的展開といった切り口で林業界の全体像を示しました。
変革と多様化が進む林業の現場を感じていただけたのではないでしょうか。

 

折り返しの後半戦は、ゲスト講師・相川氏による
「向こう50年の林業政策大胆予測 ~森林生態学の視点を加えて~」

 

50年予測

 

「そもそも政策とはなにか?」という原理から解説があり、
林業政策を理解するポイントを踏まえ、数値データ・予測に基づく「林業政策大胆予測」を大公開。

日本の人口、気象条件、森林組成の予測データの冷静な分析に基づいた、
これからの森づくりについての提言に、参加者の方々も興味津々でした。

 

続いて、2人目のゲスト講師・田村氏から
「人材育成と林業施策 ~フォレスター制度の理想と現実~」

人材育成について

 

林業の現場をとりまくステークホルダーの整理、「フォレスター」や「プランナー」の違いと、林業人材への期待と現実、
そして、そもそも林業人材育成の現場が抱える課題とは?
「8つの課題」として問題提起がありました。

田村氏自身がフォレスター制度の検討の現場で得た情報をもとに、
林業界の人材育成の現状において、まさにホットな話題をご提供いただきました。

 

最後に、再び古川から本日のまとめとして「差別化、ブランド化とは何か ~ブランド化の7要素~」をご紹介。

 

 

国産材の生き残りに向けた、「木材市場での勝負の仕方」とは?
食品業界からのマーケティングテクニックの学びとは?
意外な所に木材業界の活性化のヒントは転がっているのかもしれません。

 

怒涛の4時間のセミナーの後は、希望者同士でディスカッションタイム。

 

これからの林業ビジョンを考える時に求められる視点とは?
これからの木材利用の伸びは?求められる木材とは?
参加者と講師陣、そして参加者どうしの質疑応答・意見交換で大いに盛り上がり、あっという間の1時間でした。

 

場所を移動してからの懇親会。
2次会、3次会でも、会場の各所で名刺交換、情報交換が行われました。
今回のセミナーを通して、林業にアツイ人材のネットワークはますます大きく、強い物になったのではないでしょうか。

 

以下にセミナー後の参加者アンケートを一部ご紹介いたします。

 

===参加者様アンケート===

■市役所職員A様

林業に関するビジネスの話と森林の生態学的な内容はどちらも興味深い内容で、東京まで受講しに来た甲斐がありました。手塩にかけ施業して育てた木材を販売する場合とそうでない森林の木を売る場合、そのブランド化の要素は異なるかと思いますが、その部分についてさらに詳しくお話をお聞きしたいと思います。また、政策についての内容とそれに準ずるフォレスターについての講義には、溜飲が下がる思いがしました。このセミナーを受講してさらに林業が活性化してほしいと期待を持ちました。

+++

■木材販売業 B様

マーケティング的視点を加えることで林業活性化への可能性を実感しました。これからの林業に向けて顧客と物語を作ることに向けて、分かりやすい内容のセミナーでした。また、私自身が木材製品の販売に関わる立場として、国の施策や方針など国産材に関するバックグラウンドを学ぶ良い機会となりました。競合に勝つ戦略と自身の立ち位置の明確化というマーケティングフレームは仕事に直結させながら理解する事が出来ました。短時間で幅広い知識をレクチャーして頂き大変勉強になりました。国産材製品の生産とブランド化についてさらにご講演頂きたく思います。

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■林業家 C様

このセミナーを受講して、まさに消費者が木材を選ぶ時代が来れば良いと痛感しました。さらに講師陣の事例を多数聞きたいです。このような座学に加え、現地視察、ワークショップ等セミナーの幅が広がる事を楽しみにしています。

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■大学生 D様

私は来春から木材商社に就職予定のため、マーケティングレクチャーの「顧客を知る」という視点が特に参考になりました。今後の就職でも学んだ内容を意識したいと思います。また、改めて「森林とは誰のものか?」と政策や生態学について見つめ直す機会にもなりました。森林や林業に関する分野で自分の立ち位置を明確にして、これからの仕事や生活に生かしていきたいと思います。

+++

■大学生E様

これまでも森林や林業について学んできましたが、ビジネスのマーケティング的視点をもって考えた機会が無かったので面白かったです。また、講師陣の講義を聴き、まだまだ林学について自分が理解できていなかった点にも気づき学びを深めたいと思いました。政策についての内容は、その政策が作られた背景から知る事ができ、今の林業界の現状が作られている理由を知ることが出来ました。全体を通じて大学とは全く異なる視点で林業について考える事が出来る貴重な機会となりました。ありがとうございました。

+++

■木材加工・販売業 F様

マーケティングについて基礎から説明していただけて分かりやすかったです。林業界の入門編はこれまでに一度も聞いたことない内容で、林業を自身の生業としていながら理解していなかった点を学ぶ事が出来ました。業界の人財についての講義にて現場で起きている混乱も知る事ができ、まだ私自身はそのような現場に直面していませんが、今後に役立ちそうだと実感しました。全体を通して事例紹介が充実していて、自身のビジネスに置き換えて整理でき、よい刺激をいただきました。

+++

■県庁職員 G様

マーケティングフレームが特に印象的でした。また講師が読んでこられた本の内容を紹介したり、それを分かりやすく紹介したりと多数の知識と関連させて講話されており面白かったです。またセミナーを受講して、政策の目指す方向と現状についてようやく理解出来ました。リズム良く進むセミナーの雰囲気も良かったです。

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■弁護士 H様

マーケティング的視点はこれまでの林業に欠けていた点だと思いました。しかし林業の現状が「衰退している」と言われるからこそ次の可能性があるかと思い、その辺りに自分の仕事があるのだろうとも思います。他業種、異業種との競合もあるかと思いますが、補完しあえる存在の木材業が一つの目標になるのではと思いました。また、生態学視点を持って林業、政策の今後50年大胆予測という内容については、時間軸の長い林業だからこそ、このような長期的な視点を持つ事の重要性を感じました。このようなセミナーに参加するのは初めてだったので、勉強になりました。特にセミナー中に紹介される事例や実体験の具体的な内容が充実していて面白かったです。

+++

■県庁職員 I様

これまでマーケティングというものに向き合う機会が無かったのでとても興味深く、さらにじっくりと聞きたい内容でした。また、受講者の立ち位置を問いかけるような内容も多く、自身の強みを考える機会となりました。政策についての内容は職業柄、身近な内容だけに大変興味深かったです。お恥ずかしながら制度概要しか知らなかったので、その背景や今後期待される役割について知ることが出来ました。その他、インターン生がスピーチしている姿も印象的でした。自身は林産物の販売に関わっているため、本セミナーにて仕事に活かせる内容が学べて参考になりました。

+++

■林業会社 J様

講師が林業について説明する際のフレーズが印象的なものが多く、今後使わせていただきたいです。経営の数字についてはさらに学びたいと思いました。また政策についての内容を聴き、自分が活用したい制度、そうでない制度など改めて整理することが出来ました。林業の地域性、都道府県別の特徴なども紹介され、またセミナーには他地域からの受講者が集まっており、自社の事だけでなく自分のいる地域の林業についても見つめ直す機会となりました。

+++

■教育関係 K様

マーケティングフレームの重要性を感じ、さらに業界での事例を多数聞きたいところです。林業の必要性を感じていている一方でその問題も認識していますが、異業種に従事する立場として今後どのような関わり方が出来るのか模索していきたいと思います。これからのセミナーでそのような内容についての講義も期待しています!

+++

■木材業者 L様

マーケティングについての内容は何度聞いても学び、再認識、再発見があります。「木材の補完財は何か」「他地域にはないうちの産地の魅力は何か」と考える事ができました。自分の会社に居るだけでなく、こうして外に出てセミナーを受講し、また他産地や異業種の方と交流する事でこの視点に気づく事ができるので、このような機会を今後も大切にしていきたいと思います。政策ができるまでの背景についての講義は納得できる内容で、勉強になりました。昨年度よりもさらに受講者の人数が増えて、色々な人と交流できて良かったです。

+++

■木製品販売業者 M様

どんな業界においても業界のトップに立つ経営者は、100年単位のビジョンを持っているのではないでしょうか。そして、そのなかに個々の短期的なライフサイクルを持っているのだと思います。林業は他産業に比べてサイクルの長い産業だと言われる事が多いですが、マーケティングや経営についての講義を聴き、林業も異業種もあるべき姿は同じなのではないかと思いました。様々な視点から林業を見てみると特に深刻なものではなく、どんな業界にも起こりうる問題を抱えている現状があり、異業種で仕事をするのと同じような気持ちで林業に関わる感覚も持ちたいと思いました。セミナーは多数の優秀な方々が受講されていて、林業について真剣に考えている人がいることを実感しました。その知識やノウハウをまとめるような機会にも出来ればと思います。

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■農林業財団関係 N様

これまで貴社のセミナーを何度か受講してきて、業界の全体像だけでなく、具体的な数字についてもようやく覚えられるようになってきました。政策についての講義を聴き、地域の林業に関わる立場として懸念される問題についても知ることができ、今後力を入れるべき問題も見えたように思います。

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■林業関係学生 O様

ビジネスについての話は学校では学べないので、いつも新鮮で勉強になります。4人の講師が集まる今回のセミナーは特に様々な視点で林業を学ぶ事ができ、参考になりました。政策についての内容を聞いてみて、大変複雑な問題であり、さらに学びたいと思いました。マーケティング的な視点は自分の身の回りにもどんどん生かしていきたいと思います。ありがとうございました。

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■製材業、工務店業 P様

大阪の経営実践研究会に加えて東京の国産材セミナーにも初参加しました。貴社のセミナーを受講するようになり、自分の中での製材業の在り方について考えが変わりつつあるのを実感しています。木材に関わる仕事に従事しながらも、森林や生態学の現状については十分理解していると言えない点もあり、セミナーを通してまた学びを深める事が出来ました。また今後目を向けるべき点も見えてきたので、これからも楽しく受講していきたいと思います。

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■林業会社 Q様

林業という仕事に関わりどうやって利益を出すのかを考える機会となりました。ブランド化についての内容は自分の仕事だけでなく、他の生産業をしている身内にも伝えたい内容でした。

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■林業会社 R様

講師の方々の熱い情熱がひしひしと伝わってくる素晴らしいセミナーでした。みなさんの専門分野の強みを生かした内容が一つのセミナーに集約されていたのが良かったかと思います。林業界のみを知るだけでなく、他産業から見た林業という点も今後さらに掘り下げてほしいです。

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■シンクタンク S様

クイズ形式のセミナーは刺激的で、頭を使う事が出来ました。また、林業を他の産業に置き換えたり比較したりして説明して頂けるのがとても分かりやすいです。政策についての講義も他国との比較があり、日本の特徴を学ぶ事が出来ました。難しいテーマでも分かりやすいフレーズで紹介してくださるので参考になりました。マーケティング、政策、教育、林業そのものについて再確認と、内容も幅広く、さらに視野が広がったと共に、参加者の方々との交流の幅も広がりました。

+++

■林業会社 T様

貴社のセミナーはやはり新人の教育、人材育成に最適だと思います。会社スタッフも同行で参加しましたが、このセミナーをきっかけに社員の視野が広がる事を期待しています。政策についての内容では、これまで知識の無かった隙間部分をズバッと埋める事が出来ました。

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■林業会社 U様

林業関係の仕事に携わり半年ですが、林業に関わる川上~川下の人の存在が見えて、それぞれがもっとお互いについて理解する事が必要なのだろうと思いました。

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■林業関係 V様

マーケティングについて知識が混同していた所がありますが、それらを整理でき、今の木材販売業で不足している点を考える事も出来ました。政策についての内容は、色々な立場の人が山林、林業に参入している事例も増えてきている現状においてどのような規制が必要か、どのような課題があるのかを考える事が出来ました。

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■旅行会社 W様

このセミナーのファンです。毎回参加していますが、第一講座は、いつも通り、分かりやすいマーケティングの基本をしっかり復習できる形となりました。林業入門編に関しては、技術知識の初心者の方にはとても良い教材でありますね。また、林業政策の基本構造や、人材育成に関する政策についても、とてもシンプルに整理され、勉強になりました。これまで疑問に思っていたことをキレイに説明くださって素晴らしい内容でした。豊富なヒアリングがあるからこそ、本音、実態の把握と提言には、心酔いたしました。今回も、期待に違わぬハイレベルな講義で、とても勉強になりました。今後も、別のコンサルの方などのコラボレーションを継続し、実現してほしいです。

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■県職員 X様

今後、利用間伐事業が増えてくるので、マーケティングについての勉強をまさにしたいと思い参加しました。色々なエッセンスを頂いたので、独自の販路開拓をしていきます。また、超伐期施業にシフトしていく中、気候変動に伴う災害リスクを考えるなどんは、今後重要になると認識。フォレスターとプランナーの違いも明らかになり、すっきりしました。全体の感想としては、基本的なところからの話だったので、分かりやすく、楽しく、聴くことができました。

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研究会風景

 

今回はまさに「明日の林業が、すべて、ここに集結!」したセミナーとなりました。
出演していただいた講師のおふたりと、参加者の皆様のおかげです。ありがとうございました。

今後のセミナーでも、林業をもっと盛り上げたい!という参加者の方々とご一緒に、
実り多いセミナーを展開していきたいと思います。

 

次回の東京国産材ビジネスセミナーでは、
「意外と知らない大事な仕事:製材業・木材流通業」というテーマで、
木材業界の川中にスポットを当て、ますますディープな木材業界の世界をご紹介いたしますので、
皆様ふるってご参加ください。

本セミナーはシリーズものではありませんので、第三回目からのご参加も、お待ちしています。

第三回目の詳しい内容・募集要項は下記のとおりです。ご確認ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

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国産材ビジネスセミナー第三回は、9月6日(土)です。

日時:9月6日(土)14:00~18:00 +懇親会
■場所 東京都港区新橋2-12-15 田中田村町ビル5F (新橋駅から徒歩4分)

テーマ:

①意外と知らない大事な仕事:製材業・木材流通業
・製材業とは何か?木材流通業とは何か?
・製材設備の種類と木取り、歩留り、メリット・デメリット
・木材製品等級について:産地によるバラエティ
・<clubプレミアム国産材>
・3つの流通パターン/木材商流の基本

②経営マーケティング基礎編
・QCDと木材マーケティング基礎
・AIDMA理論・木材営業の売上方程式
・企業ブランディングとは何か
・Webマーケティング
・古川総研がプロデュースした事例紹介!
・選ばれる「産地ブランド、製品メーカー、材木屋」5つのポイント

③法律と契約 概論
・品確法、瑕疵担保
・営業秘密、特許、商標とは何か
④ゲスト講師
 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 小川拓哉氏
  【(仮)   テーマ 近日公開】
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なお、懇親会のみ参加したいという方は今回はお断りさせて頂きますのでご了承ください。
★国産材ビジネスセミナー募集要項★
 https://chiikino.jp/?p=2656
次回もみなさまへ業界の最新事例をお届けして参りますので、乞うご期待ください!
Posted by admin on 火曜日 8月 5, 2014 Under pick up, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京)

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8月2日(土)の第2回国産材ビジネスセミナー(東京)は、

特 ・ 別 ・ 編!!

基本講座に加え、
三菱UFJリサーチ&コンサルティング×自然産業研究所×古川ちいきの総合研究所
合同での

★特別企画セミナー★になっています!

日時:8月2日(土)14:00~18:00 +懇親会

場所 :三菱UFJリサーチ&コンサルティング 東京本社

(東京都港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー24階
東京メトロ日比谷線 神谷町駅1番出口より徒歩1分)

テーマ:

①林業業界のリアル!
・林業事業体の種類
・規模、体系別林業の概要
・施業別の利益とリスク
・原木品質とは何か
・日本の林業地の成り立ちと現状整理

②経営マーケティング入門編
・3C、消費の三要素など基礎マーケティングフレーム
・地と図の関係、ライフサイクルと業界イノベーションのポイント
・マーケティングのテクニック
・選ばれる林業会社「3つの視点」

③スペシャルゲスト講師による特別講座!

1)株式会社三菱UFJリサーチ&コンサルティング 相川高信氏
演題「向こう50年の林業政策大胆予測~森林生態学の視点を加えて~」

2)株式会社自然産業研究所 田村典江氏
演題 「人財育成と林業施策 ~フォレスター制度の理想と現実~」

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初回でお話したマーケティング概論を実践に繋げるフレームご紹介しながらの4時間。
シリーズものではありませんので、第2回目からのご参加も、お待ちしています!

■受講料 13,000円(税込)

※お支払方法はお申し込み後、ご案内いたします

【お申込み】

①FAXで
ページ下よりチラシダウンロードの上、必要事項を記入してFAX送信

②メール・お問い合わせフォームから
・貴社名
・部署名
・役職
・氏名
・電話番号、FAX
・ご住所
・メールアドレス

を明記の上、info{@}chiikino.jp へメール ※{@}を@に変えてください
またはお問い合わせフォームから 送信してください

※先着順に受付、定員に達し次第募集を終了します

詳しい内容は下記のリンク先からご確認ください。
なお、懇親会のみ参加したいという方はお断りさせて頂きますのでご了承ください。
★国産材ビジネスセミナー募集要項★
 https://chiikino.jp/?p=2656
Posted by admin on 土曜日 8月 2, 2014 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京)