山が春色に色づく季節。
ひとことで表せない「みどり」が散りばめられています。
スギ、カラマツ、アカマツ、広葉樹・・・
あなたはいくつ、わかりますか?
in岩泉町
山が春色に色づく季節。
ひとことで表せない「みどり」が散りばめられています。
スギ、カラマツ、アカマツ、広葉樹・・・
あなたはいくつ、わかりますか?
in岩泉町
★2015年度 開講!!★
今年度第一回目となる、
経営実践研究会[国産材ビジネススクール]in大阪を開催しました。
今回も林業人材育成に関するゲスト講座を交え、
製材オペレーションにも展開したディスカッション・ワークショップと、変化に富んだ研究会となりました。
■「各社報告とディスカッション」
まずは恒例の、各社の近況報告からスタート。
国内で着実に構造材需要を開拓し、営業展開するメーカー、
また木製小物や地域産品を含めた”海外展開”をめざす木工メーカー&地域商社など、
それぞれにユニークな実例が紹介されました。
■「オペレーション編ディスカッション~製造現場編~」
毎回メンバーから提案された、現場オペレーションの課題を
ディスカッションするコーナー。
「仕入れ、受注対応、製造指示、棚卸」など、
「みなさんどうしていますか?」というリアルな情報をシェアしました。
今後も継続的に議論していくテーマです。
■「ゲスト講座 林業人材育成のこれから ~人こそ林業振興の本質~」第3弾
全産業の中でも死傷率がトップである「林業」(死傷年千人率27.7人)
そして、鉱業に次いで高い「木材製造業」(死傷年千人率7.9人)。
若者の就業や異業種からの新規参入が増える中で、その安全対策は急務になっています。
先日も、関係者の死亡事故の知らせを聞き、弊社もミッションのひとつとして、切実に感じているところです。
その中で、林業作業において安全に作業できる人材・指導できる人材を育成する試みとして、
草の根レベルであらたな研修プログラムも行われています。
今回は実際にプログラムに参加した方から、その取り組み内容をご紹介いただきました。
現場従事者により、林業安全について「作業の分解」を行いながら、
危険項目と対策を洗い出し、マインドマップに取りまとめることで、
安全対策の暗黙知を、形式知化する試みです。
これにより、林業作業中には非常に多くの注意事項があることがわかり、
これまで「見て覚えろ」でなされていた指導がいかに杜撰であったかが認識されました。
得られた知見を単にマニュアル化するだけでなく、このようなワークショップを実際に新人研修などに取り入れることで、
意識向上に効果的であることが示唆されました。
「林業における安全の取り組みは、異業界にも発信できる」
という可能性も見出され、さっそく、
それを製材業オペレーションにも応用すべく、試みの第一弾を行いました。
まずは製材工場におけるオペレーションを分解し、マインドマップ化した図です。
次回以降、具体的に研究会内でワークショップを行い、
製材Operationにおける安全対策について、解を見出していきたいと思います。
■「2015年の林業、木材、建築業界」
■「ちいきの総研 コンサル事例紹介」
最後は弊社より、林業、木材、建築業界の昨年度の振り返りと今年度の見通しについてレクチャー。
消費増税に翻弄された2014年度でしたが、2015年度は中古住宅やリノベーションといったワードが鍵になりそうです。
業界動向や国の動きのみならず、具体的な企業活動として
弊社のプロデュース事例をご紹介しつつ、マーケティングの基本をおさらいしました。
今年度も、同業者・異業者含む多彩なゲストをお迎えしつつ、
参加者の皆様からのプレゼンテーション、ディスカッションによる参加型の研究会を 展開して参りますので、本年度も宜しくお願い致します。
次回の研究会は5月29日(金)です。
「こんなゲストの話が聞きたい」
「今の課題についてディスカションしたい」 etc
参加者の皆様から、研究会のメニューのご要望も、お待ちしております。
新規参加者も随時募集しておりますので、ご興味のある方は下記の連絡先までお気軽にお問い合わせ下さい。
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5月度 経営実践研究会 大阪 5月29日(金)
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■日時:2015年5月29日(金)
14:00~18:00 + 懇親会
■場所:大阪市淀川区西中島2-15-13 第3シルバービル5F
■内容(予定):
1.製材オペレーション【ディスカション】
生産管理、受注管理、在庫管理(続編)
2.製材安全ワークショップ
作業工程の分解と安全対策
■受講料
各回受講の場合:1社につき 2万円(税別)
※初受講の企業様は無料体験実施中
※年間受講の方は別途お申込みください
■懇親会
18:30~20:30
★★ご参加お待ちしています!★★
ご参加をご希望の方は、メール(info@chiikino.jp)またはお電話(06-7878-6376)にて、お申し込みください。
お得な年間受講も受付しております。詳細はお問い合わせください。
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また、古川ちいきの総合研究所では、経営実践研究会(国産材ビジネスセミナー)in大阪以外にも、林業・木材・建築業界に特化した研究会、イベント開催を予定しております。
ご興味のある方は、最新情報をお届けする「ちいきの通信 メールレター」をご利用下さい。
弊社が昨年開催しました、
国産材ビジネスセミナー(東京)&経営実践研究会(大阪)の合同視察。
合同視察の様子を中心に、 弊社代表・古川が執筆の機会をいただきました。
視察&若手経営者の交流の意義について、合同視察の様子を元にしてお伝えしております。
日田木青会の皆様と交流会の様子も掲載されておりますので、ぜひご覧ください。
※画像をクリックすると、拡大してご覧いただけます。
改めて、合同視察を受け入れて下さった皆さま、
執筆の機会をいただいた木青会の皆さまありがとうございました。
地域工務店の完成見学会。棟梁の自宅兼事務所です。
そこには、自ら産地へ足を運び、木材を選んだときの写真が飾られていました。
木を愛する工務店と、山づくり・製品づくりを手掛ける産地メーカー、
そして、両者をつなぎコーディネートした流通店。
3者の連携プレーで完成した住宅には、選び抜いた天然乾燥の梁材が、
メインのリビング空間に、しっかりと据えられ、
来場した100組以上の見学者の目にも、しっかりと焼き付けられました。
2014年度最終回の開催となりました、経営実践研究会[国産材ビジネススクール]in大阪。
今回も3人のゲスト講師をお招きし、充実した内容となりました。
■「林業人材育成のこれから~人こそ林業振興の本質~」
一人目は、林業における人材育成について、長年公的機関で携わってこられたS氏よりご講演。
●技術論に終始して、体系的な育成プログラムがないこと
●作業員ではなく「指導者」の育成が行われていないこと
といった課題がある中で試みられた、先進的な研修内容のご紹介がありました。
ワークショップ形式で、作業安全と対策を洗い出し、マインドマップに落とし込む作業は、
製材業におけるオペレーションでも利用できる手法であり、
さっそく次回の研究会で実践を予定しています。
■「個人企業が世界ビジネスへ!~変わる製造業、事業連携とバリューチェーン~」
二人目は、異業種からのゲスト講師。
激変する家電製造業界で、事業連携やM&Aを活用しながら、小ロットのオリジナル家電製造を手掛けるI社よりお越しいただきました。
「バリューチェーン」の考え方に基づき、
顧客ニーズに応じた製品企画、製造、品質管理や流通までをマネジメントし、
ニッチ市場を突いて価値創造するユニークな取り組みをご紹介いただきました。
技術革新によりニーズを形にする力が高まったことで、個人が世界を相手にビジネスすることも可能であり、
また東京一極集中が終焉を迎えることで広がる、地方の新たな可能性についてもご講演いただきました。
「連携がうまくいくコツは、バリューチェーンにおけるすべての主体(事業者)が、
エンドユーザーに喜ばれることを考えること」
という言葉が印象的でした。
林業バリューチェーンにおいても、林業従事者が最終消費者(施主)に触れる機会は極めて少ない中で、
いかに事業連携しながら顔が見える関係で、エンドユーザーに価値を届けられるか。
そのために必要な人材として、川上~川下の専門知識を備え、
連携構築するPM(プロダクトマネジャー)の存在がキーになることがわかりました。
■「地方創生の理論と現実~地域商社の6年に見る、地域ビジネスの可能性~」
三人目は、「地方創生の理想と現実」として、木材を活かした地域商社の事例紹介をいただきました。
地域再生には、「木材」の加工流通改革とともに、「人材」をいかに集め、移住や起業を支援するか、
両輪の取り組みが重要であることが示されました。
新商品を新販路に売っていく難しさ、製造現場の試行錯誤など、さまざまな苦労話もあり、
「仕組み」づくりと、日々の地道なオペレーション、営業活動の、両方が欠かせないことも実感できました。
毎回、多彩なゲストとともに、
レクチャーだけでなく参加者が主体的に行うディスカションを織り交ぜた、経営実践研究会。
2015年度(2015年4月~2016年3月)も開講いたします!
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4月度 経営実践研究会 大阪 4月24日(金)
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■日時:2015年4月24日(金)
14:00~18:00 + 懇親会
■場所:大阪市淀川区西中島2-15-13 第3シルバービル5F
■内容(予定):
1.オペレーション編ディスカション「製造現場編」
リアルを徹底議論!原価、棚卸、粗利管理・・みなさんどうしていますか?
2.ゲスト講座
「林業人材育成のこれから~人こそ林業振興の本質~」第3弾
異業界ノウハウを導入した林業教育プログラムとは?具体事例から学ぶ。
3.2015年度の林業、木材、建築業界 by古川総研
中古住宅、リノベーションの法制度、国家予算の動き。
4.ちいきの総研 コンサル事例紹介 by古川総研
マーケティング入門編(おさらい)
■受講料
単発受講の場合:1社につき 2万円(税別)
※初受講の企業様は無料体験実施中
※年間受講の方は別途お申込みください
■懇親会
18:30~20:30
★★ご参加お待ちしています!★★
ご参加をご希望の方は、メール(info@chiikino.jp)またはお電話(06-7878-6376)にて、お申し込みください。
お得な年間受講も受付しております。詳細はお問い合わせください。
とある製材所の事務所で活躍する、薪ストーブ。
工場から出る端材を、勢いよく燃やしています。
その横では次に燃やす薪を乾かして、一石二鳥。
この製材所で出る端材は、チップ会社等に出荷するとともに、
ご近所の方が家庭暖房用に持っていき、ほぼ消費されるそうです。
地域に暮らす価値とは、
売電で収入を得ること?発電した電気を使えること?
それだけではないのかもしれません。
まちづくりの一環として行われた、地域住民が集まる、森の中のイベント。
「最近の子どもたちは、自然の中で遊ばない。」
こんな声をよそに、子ども達は大はしゃぎ。
この日はたくさんの大人が見守っていたので、安心して遊べたのでしょうか。
「経営実践研究会の、林業版をやりたい!」
東京では色々な業種業界が集まる国産材ビジネスセミナー。
大阪では製材メーカー、流通店、工務店、そして林業会社が合同で
経営実践研究会(国産材ビジネススクール)を毎月開催しておりますが、
”林業特化型”の研究会をぜひ!
というお声を受けて、
今年度、過去のセミナー顧客やコンサル顧客のみを対象に、全5回にわたり名古屋で研究会を開催いたしました。
東海・中部エリアの林業会社の経営陣が集い、以下のようなテーマで議論を重ねて参りました。
第1回 ビジョン構築と目標林型
・「林業」とはそもそも何か。
・林業経営形態の整理(所有と非所有、規模と立ち位置)
・行政支援の理想とは
・森林ビジョンと森林経営計画(その理想と現実)
・選ばれる林業事業体(顧客設計)
・ ブランド化における戦略差別化7要素。
第2回 作業の生産性と安全性
・日本と海外の共通性と差異性
・事故事例と対策(ディスカション)
・林業機械の種類と活用方法
・欧州の安全教育[ゲスト講演]
第3回 マーケティングと経営革新 ~森林・林業の多角化経営~
・森林コミュニティと顧客接点づくり
・「森ではたらく!」にみる6次産業化とは。
・国産材販路開拓
・森林所有者への営業の極意
・林業事業体ブランド化に達する経営チェックリスト
第4回 管理会計と経営管理
・林業会社の決算書とは?
・利益の出し方、活かし方
・数値目標の立て方
第5回 各社経営戦略発表会
(参加者各位によるプレゼン&ディスカション)
”遠くの同志”という関係性の中で、
経営のリアルな数字もオープンにしながら、
毎回、熱い議論が 繰り広げられました。
また弊社で作成した「林業事業体経営チェックシート」というものから、各社の得意分野を確認。
立地・規模・ブランド(のれん)によらない、単体の林業事業体としての経営力を客観的にチェックし、
自社の立ち位置、自社の特徴、自社の今後の方向性を確認することも行いました。
メンバーは、30代の若手の林業経営者。
自社林の施業、素材生産請負、土木業と兼業などスタイルはさまざまですが、
林業作業のクオリティを高めるとともに、
多角経営、いわゆる六次産業化にも取り組み、
これからの「林業」のカタチをつくる、新進気鋭の林業会社ばかりです。
今後の林業界において、確実にけん引役になっていくみなさまです。
「林業機械、安全性、ビジネスモデル、すべてに関する知見を豊富に蓄えることができてよかった」
「施業や現場管理のみならず、“経営”について議論できた研究会だった」
「それぞれの会社の取り組みは、すべて参考になるものであった」
「事故などの具体的な事例が非常に勉強になった」
「林業経営者どうしのホンネの話し合いができ、お互いの厳しい現実も知ることができ、励まし合えた」
「林業はやるべきことがたくさんある、次回はうちの社員も参加させたい」
「新しい出会いもいただけました」
「各社の人件費ぶっちゃけトーク等よかった!」
「ビジネスのフレーム枠による経営確認と各社の現況そのバランスの大切さをしれた」
「人材の流動化やバイオマス等幅広い話も楽しかった」
「自社を再確認(客観的に)することができた」
「林業の今後の可能性について、情熱を持っている方と会うことで、いつも元気を頂いた!」
といったお声をいただきました。
林業経営における一冊の教科書ができるほど、濃密な議論を重ねることができました。5回分の弊社作成のテキストは、100ページを超えるものとなりました。
参加いただいた経営者のみなさま、誠にありがとうございました。
古川が「森ではたらく!(学芸出版社」でも書いていますが、「林業がどうあるべきか?という大きく不確かな話ではなく、個々人の経営者が自分のかかわる地域でどうなっていきたいか。そこに尽きる。」ということ、小さな活動の積み重ねから、未来が一歩ずつ変わっていくと。 それが林業の未来だと。
今後も、何らかの形で、さらに仲間を増やしながら、林業特化型の研究会を開催していく予定です。
ご期待ください!