第4回目となる国産材ビジネスセミナー。

次回は、川下にフォーカスし、木材の最終需要である「住宅」や、
家具、リノベーション、バイオマスまでをテーマに、

その最新動向や営業マーケティングの極意を探ります。

 

また多様なゲスト講座や香港からの話題提供もあります。

初めての方も、ぜひお気軽にご参加ください。

 

■日時:2015年12月12日(土)

14:00~18:00 + 大望年会(懇親会)

 

■場所:東京都港区新橋2-12-15 田中田村町ビル5F (新橋駅から徒歩4分)

 

■内容(予定):

1)ニッポンの住宅動向からバイオマスまで

・住宅10ニーズ
・国産材利用工務店の営業ノウハウ
・公共物件、マンション、リノベーション
・新たな需要、バイオマス

 

2)経営マーケティング 実践編

・BtoB/BtoC営業とは何か
・チラシ作成のポイント
・行列をなす地域ブランド工務店の作り方

 

3)話題提供

・香港視察より~海外販路開拓のチャンスはどこに~

 

★ゲスト講座

1)株式会社イケダコーポレーション 藤田 宏匡 氏

 「塗料業界からみた、木材について~自然塗料と木のいい関係~(仮)」

 

2)株式会社トビムシ(株式会社東京・森と市庭) 村上 達也 氏

「東京の森をいかす、森と市庭の取り組み(仮)」

 

 

■受講料:おひとり様13,000円(税込)/学生  6,500円(税込)

■お申込みについて
ご参加をご希望される方は、メール(info@chiikino.jp)にて
以下の項目をお知らせください。

1)お名前
2)ご所属
3)お電話番号
4)メールアドレス
5)懇親会へのご出欠

お申し込み後、折り返しお支払方法をご案内させていただきます。

 

↓↓国産材ビジネスセミナーについての詳細はこちら↓↓

https://chiikino.jp/blog/?page_id=22

Posted by admin on 土曜日 12月 12, 2015 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, — 地域ブランド工務店, pick up, お知らせ, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京)

広葉樹の森を巡る現地研修会、2日目の様子をお伝えします。

 

【1日目:24日(火)】

■オーダーメイドの集成材メーカー

最初に訪れたのは、町内で集成材製造を手掛ける日本木材工業様。
国産材、輸入材を含め多くの樹種を取り扱い、
オーダーメイド、小ロット受注生産で造作材を製造しています。

製品にする前には、職人による材料の見極めが欠かせません。

フィンガージョイントで接着していきます。

手作業による、小回りの利く工場をいかして、
こんなチャレンジも。

近年は地域材の需要も高まっているそうで、
これから国産広葉樹をいかした製品づくりにも期待が高まります。

 

■FSCの北の砦、製紙用チップ工場

次に、町内で生産される広葉樹の90%以上を消費する、製紙用チップ製造工場、

新北菱林産株式会社(岩泉工場)へ。

視察している間にも、
次々に、トラックやフォワーダ(地元の人はTW(テーダブ)と呼んでいます)で
広葉樹原木が運び込まれてきました。

岩泉町産のFSC認証原木を使用しているため、
出荷されたチップは、最終的にFSCミックス製品として、
ティッシュペーパーや印画紙などになります。

チップ⇒パルプ⇒紙へと。

この丸太一本から、ノート約1冊ができます。

FSC認証のティッシュ、箱の裏には岩泉町の地図も!

「岩泉町の木からできたティッシュと知ったら、大切に使う!」
参加者のみなさまも、普段使っている紙の源流を知り、感銘を受けていました。

地域の林業を支える大口需要としての
製紙業の重要性を再認識しました。

 

■FSCの北の砦、製紙用チップ工場

岩泉町内最後の視察先は、
製材、パレット加工、おが粉、堆肥製造までを手掛けるトーア木材株式会社様。

針葉樹のみならず、冷凍庫でも割れにくい広葉樹パレットも製造。

きのこ栽培の菌床用のおが粉は、育てるきのこの種類に応じて、
広葉樹の中でも細かく樹種が分けられています。

さらにはニーズに応じて、おが粉の目の細かさも数種類あります。

 

針葉樹、広葉樹ともに、木を最後までいかしきり、

多岐にわたるニーズに応え、商品を生み出す。

 

西日本などで一般的な製材所とは異なる、きめ細やかさに、
参加者の皆様も驚いていました。

 

■驚くべき多様性、広葉樹の原木市場

矢巾町へ移動し、最後の視察先は、
盛岡木材流通センターです。

東北地方では、針葉樹は大型工場への直送化が進むいっぽう、
広葉樹は多様なニーズがあり、入札で取引されています。

全国でも有数の広葉樹の市場。

ちょうど市日の前ということで、非常に多くの原木が集まっていました。

ほかの市場ではなかなかお目にかかれない樹種に、

参加者は興味津々で、用途や価格について質問していました。

 

一口に「林業」や「木材」といっても、日本国内でも多様性があり、
奥深い世界であることを実感します。

また隣接するアカマツの市場も見学。

「南部赤松」といわれ、日本有数の地松のブランド産地ならではの、
貴重なアカマツの原木を見ることができました。

 

今回は、広葉樹をテーマに二日間の研修を行いました。

現在の人工林資源や政策から、どうしても針葉樹にばかり目が向きがちな日本の林業界ですが、
広葉樹資源も着実に育ちつつある中、

今後、環境に配慮した森づくりや、海外との資源獲得競争、そして木材産業としての差別化を考えれば、
「日本林業の未来」としての広葉樹資源に視野を広げ、育林や生産体制の整備に取り組むことは、
将来の林業の発展にかかせないものでしょう。

 

今後も弊社では、林業木材業に対する視野を広げ、可能性をさぐる研修会を開催して参ります。

明日のビジネスと、明日の森づくりのために、学びを実践に変えながら、邁進して参りましょう!

 

最後に、お世話になりました岩泉町の皆様、盛岡木材流通センター様、参加者の皆様に、

感謝の念を述べ、締めくくらせていただきます。

 

誠にありがとうございました!

Posted by admin on 火曜日 11月 24, 2015 Under pick up, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京), 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告

今年で7回目となりました、

経営実践研究会×国産材ビジネスセミナー 合同現地研修会。

11/23-24の二日間、今回は「広葉樹林業」をテーマに、岩手県を巡りました。

 

■岩手県の林業

岩手県の素材生産量は、

北海道、宮崎県につづく全国3位(1,370 千㎥(H26))であり、

アカマツの生産量は全国1位(191千㎥)

カラマツは第2位(322千㎥)

広葉樹第2位(280千㎥)

を誇っています。

 

ボリュームとしても多く、
また全国的に生産量の少ない樹種を多く産出しているのが特徴です。

 

■岩泉町

日本三大鍾乳洞である「龍泉洞」や、酪農で知られる岩手県岩泉町。

森林率93%を誇り、そのうち60%以上が広葉樹に覆われて、製紙用チップを中心に広葉樹の素材生産が盛んにおこなわれています。

その森林で、2003年にFSC(R)森林認証(グループ認証)を取得し、
現在、森林認証と広葉樹をいかした、新たな地域木材ブランドの構築に取り組んでいます。

 

町のシンボルマウンテンは、「宇霊羅(ウレイラ)山」。

アイヌ語で 「霧のかかる峰」という意味で、
そびえたつ岩肌と、たなびく雲が神秘的な光景です。

 

今回の研修会では、総勢24名のメンバーで、

この岩泉町および広葉樹の取り扱いが豊富な、
盛岡木材流通センター(岩手県森林組合連合会)を訪ねました。

その様子をお伝えします!

 

【1日目:23日(月祝)】

■60年生カラマツ林&広葉樹林

盛岡駅からバスで移動すること1時間半、
岩泉町の小川地区にある、カラマツ&広葉樹施業をされている、
南澤氏(林業会社経営)の森林へ。

冬になり、カラマツも広葉樹もすっかり葉を落としていましたが、
すっと伸びる樹形がよくわかります。

 

「自分は72歳、このカラマツ林は60歳、干支が同じです」

という南澤氏が手をかけて育成されてきたカラマツ林は、
樹高35mにまで成長しました。

順調に生育した理由の一つが、周囲の広葉樹林。

これが防風林の役目も果たしています。

 

広葉樹は植林はせず萌芽更新を利用しながら除伐を行い、
目的とする樹種を残して育てるという施業を行われています。

林床では以前、葉わさびの栽培をしたこともあり、
どこからか種が運ばれてきた、クワの木などが見られました。

(クマの糞から芽生えたのかもしれません?)

 

明るい広葉樹林やカラマツ林の空間を
多面的に活用した林業の可能性を、垣間見ました。

「目標は、100年生のカラマツに育て上げること。
需要は変わっていくので、市場も見ながら、お金に変えていきたい」

 

補助金や政策に寄らない、
コンセプトを貫く林業経営の在り方に、ヒントがあります。

 

■龍泉洞とFSC認証材

ここで観光タイム。
岩泉町に来てかかせないスポットが、日本三大鍾乳洞の龍泉洞です。

あの、宇霊羅山のふもとにあります。

 

実は、この龍泉洞の床板は町内で生産された
FSC認証カラマツが使用されています。

よく見るとあちこちに、FSCマークが・・・!

 

地域の観光産業をも支える、
林業・木材産業の存在感を感じていただけたでしょうか。

入り口の看板でもFSCをアピール。

 

参加メンバーで、記念撮影!

 

■岩泉の森づくり100年ビジョン

タウンメッセージに「森と水のシンフォニー」を掲げる岩泉町。

岩泉町役場林業水産室の今村氏より、町として取り組んでいる森づくりのビジョン、
そして計画中の地域木材商社についての構想をお聞かせいただきました。

 

森の恵みをモチーフにしたシンボルマークを掲げ、
広葉樹施業の研究と実践、
需要と生産のマッチングに取り組まれています。

参考URL http://iwaizumi-forest.jp/

今回の研修は、岩泉町役場様の全面的なご協力で開催されました。
引き続き、役場の皆様にもご同行いただきました。

 

■FSC認証取得の地域工務店

次に訪れたのは、東北では初めて、
建設業としてFSC(COC)認証を取得した、
株式会社西倉工務店です。

認証材をはじめ、地元の木材にこだわって施工されてきました。
倉庫には、近隣で生産された杉やカラマツ、
土台にはクリなど、適材適所に利用されています。

建築のみならず、多種多様に活用できるのが、木材の面白さです。

枝を利用したノベルティなど、
木をいかしきる、そして楽しさを伝える取り組みを拝見しました。
震災復興で人手も材料も足りない状況とのことですが、
地域に技術があり、地域で木材が手に入ることの重要性を改めて感じました。

 

■300年生きる家具を

次に、おもに岩手県産の広葉樹を使って
家具製造を行っている、岩泉純木家具有限会社を訪問しました。

製材業から創業されたという工房では、
一つ一つ、職人の手で作られる家具の製造行程を見学しました。

樹種により異なる特性を熟知し、
お客様のライフスタイルや嗜好に合わせて、
適した樹種や加工を提案されています。

工房に掲げられた経営理念に基づき、
木の命をいかすものづくり。
若手の職人も育成されています。

新調したばかりという作業服には、
岩泉の森のシンボルマークが。

これからは、町内の広葉樹をつかった家具づくりにも
積極的に取り組まれていきます。

 

■講演会:岩泉の明日の林業をつくる会

岩泉町内の林業木材業関係者でつくる
「岩泉の明日の林業をつくる会」との合同勉強会を開催し、
研修参加者と合せて総勢60名以上の参加となりました。

はじめに、基調講演として株式会社ワイス・ワイス代表取締役の佐藤岳利さまに
ワイス・ワイスの取り組みについてご紹介をいただきました。

今回、佐藤氏には特別ゲストとして、
社員様とともに、二日間の研修会にご参加を頂きました。

現在、国産材や顔の見える木材での家具を数多く手掛けられている佐藤氏は、
実は7年前にも岩泉町のFSC認証林を訪れていました。

岩泉町が新たな挑戦を始めたタイミングでの、再会という形となりました。

 

岩泉町を訪問した2008年以前にも、家具や店舗空間を手掛けられてきた佐藤氏。
しかしその背景にある違法伐採や木材加工の労働環境を目の当たりにし、
これからの方向性を模索している中での、岩泉町との出会いでした。

その年を境に、顔の見える木材と作り手に特化した商品開発、
製造工程や素材仕入れの切り替えに取り組んでこられました。

結果として、生産者、販売者、顧客との良好な関係が生まれ、
利益率も高まっていった実績をご紹介いただきました。

これからの時代の
顔が見える製造、流通の可能性を大いに感じるご講演でした。

 

次に、岩泉町の森林認証取得をサポートされた
アミタ株式会社の小川直也氏より、FSC認証とは何か、
改めて基礎知識についてレクチャーを頂きました。

戦前までは、地元の木を調達して建築や燃料に使うのが当たり前でした。
しかし木材流通が発達するにつれて、調達の利便性は向上したものの、
トレーサビリティが脆弱になってきたという背景があります。

どこから来た木なのか、誰が加工した木なのかが分かれば、
ユーザーは愛着を持って大切に使う。

誰が使う製品なのか分かれば、作り手も想いを込めて作る。

その顔が見える流通が難しくなった現在において、
FSC認証をはじめとする森林認証は、
トレーサビリティを証明し、流通をつなげるひとつのツールにもなりうる。

森林の適正な管理のみならず、
流通をつなぐ効果や可能性についてご教授頂きました。

 

■懇親会

この現地研修会は、
開催地の林業木材業を肌で感じ、
新たな知識や経営のヒントを得るのみならず、

現地の方々や参加者どうしの交流も、大きな魅力の一つです。

 

勉強会の後は、恒例の懇親会。
こちらも出席率が高く、60名あまりの大宴会となりました。

地域の特産品である岩泉ヨーグルト等も堪能しながら、
参加者のスピーチが続き、大いに交流を深めました。

初日から密度の高い研修となった研修会in岩手。
2日目につづく・・・

 

Posted by admin on 月曜日 11月 23, 2015 Under pick up, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京), 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告

 

ブラック、グリーン、ブルー、ブラウン・・・
絶妙に色が混じり合い、まるで宝石の原石のようですが、
これも実は、木材(黒柿)です。

挽いてみて初めて分かる、森の中にころがる原石。
気候や土壌、DNA、様々な条件が重なって出来上がる逸品です。

育った森の景色まで、見てみたくなるものです。

 

Posted by admin on 月曜日 11月 16, 2015 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

 

経営実践研究会[大阪]×国産材ビジネスセミナー[東京]
合同現地研修会2015 開催決定!!

※定員に達しましたので、募集を締め切りました。ありがとうございました。

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2015年11月23日(月祝)-24日(火)IN 岩手県
“日本林業の未来がここにある”
針葉樹だけじゃない、「広葉樹林業」を見に行こう!!

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毎年恒例の現地研修会、第6回となる今年は初の東北、岩手県に決定!
将来の日本林業のスタンダードとなり得るか?
今回のテーマは「広葉樹林業」。

国内でも数少ない広葉樹林業、そしてFSC森林認証を活かした
森づくりに取り組む、岩手県岩泉町を中心に訪ねます。

川上から川下まで、多様な主体により展開される「トータル林業」とは?

 

■視察先
①岩手県岩泉町
・岩泉町の森林100年ビジョン
・針葉樹、広葉樹がおりなす風景
・広葉樹が集まる、製紙用チップ工場
・木を活かしきる、パレットからおが粉まで
・多種多様な樹種を扱う、集成材メーカー
・FSC認証取得の地域工務店
・東京でも人気、木をいかす家具工房

*現地プレーヤーとの交流会、勉強会あり!
*日本三大鍾乳洞の「龍泉洞」、絶品ヨーグルトもあります

②岩手県盛岡市
・盛岡木材流通センター
豊富な広葉樹取扱い量を誇る原木市場へ!

 

■日程(予定、訪問先の状況により変更の可能性あり)

【11月23日(月祝)】

9:30いわて花巻空港  または 10:00盛岡駅 集合

岩泉町内カラマツ人工林 視察

龍泉洞観光

岩泉町役場・森づくりビジョンの説明

㈱西倉工務店 視察

岩泉純木家具㈲ 視察

町内事業者と合同勉強会 *町外家具メーカーのゲスト講演予定

懇親会

宿泊(ホテル龍泉洞愛山)

 

【24日(火)】

08:00 出発

日本木材工業 視察

新北菱林産㈱ 視察

㈱トーア木材 視察

昼食

(移動)

盛岡木材流通センター 視察

17:30盛岡駅 または18:00いわて花巻空港  解散

※集合・解散場所等は、ご希望に応じて調整いたします

 

■費用

受講料 21,600円(税込)
※交通費、宿泊、飲食費等の実費は別途ご負担ください。

■定員 20名(先着順)

■お申込み
1)お名前
2)ご所属
3)携帯電話番号
4)メールアドレス
5)現地までの交通手段(予定)

を明記のうえ、info@chiikino.jpまでお送りください。

※定員に達しましたので、募集を締め切りました。ありがとうございました。

※申し込み〆切: 11月2日(月)
※定員を超える場合、経営実践研究会および国産材ビジネスセミナーの受講生を優先的に受付します。ご了承ください。

※航空券等、集合場所までの移動チケットは、ご自身でご手配ください。

 

参考:

◎行き
(航空機)
7:35 名古屋小牧 ⇒ 8:45 いわて花巻 FDA351便
7:55 大阪伊丹 ⇒ 9:20 いわて花巻 JAL2181便

(電車)

7:36 東京 ⇒ 09:52 盛岡 はやぶさ3号
6:04 東京 ⇒ 09:19 盛岡 やまびこ41号

◎帰り
(航空機)
18:45 いわて花巻 ⇒ 20:20 大阪伊丹 JAL2190便
18:50 いわて花巻 ⇒ 20:15 名古屋小牧 FDA358便

(電車)
17:50 盛岡 ⇒ 20:04 東京 はやぶさ28号
18:15 盛岡 ⇒ 20:32 東京 はやぶさ30号

 

★参考リンク
・岩泉町 http://www.town.iwaizumi.iwate.jp/
・IWAIZUMI forest http://iwaizumi-forest.jp/
・龍泉洞 http://www.iwate-ryusendo.jp/

 

 

※過去の現地研修のレポートはこちらから
・2014年 九州筑後川流域・日田地域 https://chiikino.jp/?p=3508
・2013年 飛騨高山 https://chiikino.jp/?p=2161
・2012年 四国林業遍路14箇所巡り https://chiikino.jp/?p=948

Posted by admin on 月曜日 11月 2, 2015 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, pick up, お知らせ, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京), 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)

 

パイプ椅子を、カラマツ材を使ってリメイク。

こんなに温かみのあるオフィス家具へと変身しました。

大工さんの遊び心です。

 

座り心地はどうですか・・・?

Posted by admin on 火曜日 10月 27, 2015 Under pick up, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

(画像は林業スクールwebより転載)

本日(10月25日)は、岩手県の釜石地方森林組合にて、
釜石・大槌バークレイズ林業スクールのオープン講座で講演させて頂きました。

http://kamamorikumi.jp/education/ (参考)

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの相川氏からのご紹介でご縁を頂きました。

 

強風のため伊丹空港まで引き返す可能背があるという飛行機へ搭乗。

揺れがひどい中、なんとかいわて花巻空港に無事につき、
そこから自動車で約2時間、途中、遠野市を経由して、釜石へ。

震災後4年、復興に向けて動き出しているとはいえ、まだそのあとが残る町の様子を見ながら、
新たな場所に移転した、釜石地方森林組合の庁舎に到着しました。

 

今回の題名は、

「森ではたらく!そのマーケティング理論と実践」
~全国の事例大公開&参加型ワークショップ~

と題しまして、
2講座に分けて行いました。

 

森林組合職員や山林所有者、素材生産業者、行政、ボランティア活動で森林に関わる人、まったく異業種の方など、非常に多様な顔ぶれの受講生の皆様とともに、4時間の研修となりました。

 

(第一講座の様子)

前半の第一講座は、
古川より、いつも全国でお話をさせて頂いている

1) 林業の原点
2) 情熱方程式
3) 理念と利益
4) 林業の市場規模
5) 消費の3要素
6) 3C(自社、競合、市場)

という概念を、
具体的なクイズを交えてお伝えしつつ、

岩井より、
弊社による全国のコンサルティング事例をお話しさせて頂きました。

(ワークショップの様子)

第二講座は、
4班に分かれての参加型ワークショップです。

前半でレクチャーしたいくつかのフレームを実際に使いながら、
「これがやりたい」というビジネスアイデアを持つ方をリーダーに、
その位置づけや方向性を整理し、まとめあげました。

 

Aグループは、
「私はボランティア活動をしているが、プロと一般市民の間にいるポジションの中で、
それぞれどのような役割をして、どういう技術(サービス)を付ければいいかを知りたい」

という声があがり、森林・林業に関わる、
プロ(専業)、アマ(副業)、アルバイト、ボランティア、一般市民における
各層別のアプローチについてディスカッション。

林業にかかわる様々なステージを生み出し、さらにそれぞれが連携してくことの必要性を発見しました。

(Aグループのアウトプット)

Bグループは、
「地域の美しい地域を残したい、森を伝え守りたい」
という理念を実現するために、エコツーリズムの利益(コンテンツ)づくりに挑戦。
「消費の3要素(必要性、欲求性、物語性)」に基づいて考え、
顧客単価を高めていくアイデアを出し合いました。

(Bグループの発表)

 

Cグループは、

「森林や自然環境をいかして、一般的な教育とは違う、森のようちえんをやってみたい」
という提案から、「3C(自社、競合、顧客)」のフレームを使って、
そのサービスは普通の義務教育や塾とどう違うのか、顧客となるのはどのような人か?を分析。

結論として、「顧客」でありながら、「競合」にもなりうるのは保護者であり、
保護者の理解や協力を得ることで、「自社」の仲間にもなっていくという、
教育ならではの課題や可能性が浮かび上がってきました。

(Cグループのアウトプット)

 

Dグループは
森に関わるNPOの持続性がテーマで、
こちらも3Cのフレームを用いて、
自社の商品、競合、顧客を、「既存と新規」に分けて、可能性を探りました。

(Dグループの発表)

 

このワークショップを通して、

1)ビジネスフレームを覚えるだけでなく、実践におおいに生かしていただきたいこと

2)所属や職業を超えたディスカション、交流により新たなアイデアが生まれること

 

この2つをお伝えできれば幸いです。

 

終了後、議論やアイデア出しにとどまらず、次の「実行」ステップへ進みたい!
というご意見も頂戴しました。

 

今回の経験をおおいに活用していただき、受講者の皆様のビジネスが発展していくことを、期待いたします。

我々も多くの学び、気づきを得た研修となりました。
関係者の皆様、誠にありがとうございました。

若い人材が多く、意欲的に活動を展開されている釜石地方森林組合様。
また必ず、釜石を訪れたいと思います。

 

Posted by admin on 日曜日 10月 25, 2015 Under pick up, すべての記事, セミナー報告, 講演・研修、コーディネーター, 講演&研修 報告

 

10月度の経営実践研究会 in 大阪を、開催いたしました。

 

■10月度のメニュー

1)「温故創新型の建物と街並み再生へのチャレンジ」
ローカル回帰、地方創生、リノベブームを分析&ディスカッション

★ゲスト講座★
株式会社キノマチ不動産 代表取締役 藤村直樹氏

2)WEB(インターネット)をもっと活かせ!
企画、制作、更新のポイント

3)話題提供
・マルシェ系イベント企画のポイント
→集客&企画から、受注に繋げる導線まで

・若手林業ビジネスサミット2015 in京都
→若手はいま何を考えていて、何をチャレンジしているのか。

 

4)本日のまとめ講座
税制変更に備えよう!若い世代への住宅(住まいと暮らし)に税制上の提案を

 

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●「温故創新型の建物と街並み再生へのチャレンジ」
 ローカル回帰、地方創生、リノベブームを分析&ディスカッション

★ゲスト講座★ 
株式会社キノマチ不動産 代表取締役 藤村直樹氏

株式会社キノマチ不動産代表・藤村氏をゲストにお招きし、
木を活かした施工事例についてご紹介いただきつつ、昨今のリノベブームについて分析いただきました。

空き家率13.5%時代を迎えた社会的意義、
またリノベーションは新築より安いといったニーズから、

空き家をいかしたリノベーションはトレンドになっています。

 

しかし、一方で、
「改修してまで住む価値のある家なのか?」
「そもそも昔の家は大きすぎる」

という課題と向き合いながら取り組まなければなりません。

 

そこで、キノマチ不動産が力を入れているのが「平屋」の中古住宅リノベーション。

耐震などの問題もクリアしやすく、
また「小さくても自分らしい家でくらしたい」という顧客層から、じわじわと人気が出ています。

 

中古住宅を買ってリノベしたい人を「一次取得層」と呼びますが、
その

ニーズ(適切なサイズにダウンサイジングしたい)と

ウォンツ(小さくても自分らしく、住宅ローンに縛られたくない、土地に縛られたくない)

それぞれに対して、どのようなアプローチが出来るか、

リノベーションブームの今後の展開を分析いただきました。

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●税制変更に備えよう!若い世代への住宅(住まいと暮らし)に税制上の提案を

2015年1月1日より、相続税制度が変更となり、
富裕層だけでなく、首都圏に一戸建て住宅を持っている一般人も含め、大半が対象となる制度が導入されています。

そもそも日本の世帯は、アッパーマス層(純金融資産3,000万円以上5,000万円未満)を含む、
富裕層の比率が多い分布となっていますが、

その層に最も必要とされる住宅(住まいと暮らし)の提案とは何でしょうか?

 

「ライフスタイル重視の減築住宅」に加え、生きたお金の使い方として、
住まいに関わるプロとして、我々が提案できるものは何か、

話題提供&研究会のまとめとさせていただきました。

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さて、11月度は通常の大阪経営実践研究会はお休みとなり、
年に一度の現地研修会を開催します!!

★11月度現地研修会11/23-24★

詳細はこちら→https://chiikino.jp/?p=4629

国内でも数少ない広葉樹林業、そしてFSC®森林認証を活かした
森づくりに取り組む、岩手県岩泉町を中心に訪ねます。

次回の経営実践研究会は、12月18日(金)。
初めての方の無料体験も実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

★12月度研究会★

■日時: 12月18日(金)14-18時

■会場:大阪市内ほか

■講師:古川大輔 ほかゲスト講師

■料金:各回20,000円(税別)

※初回無料体験実施中!お気軽にお問い合わせください。

 

Posted by admin on 金曜日 10月 23, 2015 Under pick up, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪)