わたしたちの考え方ABOUT

VISION目指すべく展望

さぁ、協演を。
~森を拓く、あしたへ拓く~

森林を軸にした地方創生。
世界へ拡がる“地域アイデンティティー”をつくる。

地域の自然資本を醸し、廻し、
木材をワインや音楽のような世界へ。

生き物の賑わい、そして、
人と人のつながりのご縁をもとに、協演する。

ローカル(自然と野性)とグローバル(経済と普遍性)の両方を、
生き、暮らし、はたらく。
そんな、フリースタイルで
自立した人生の饗宴を、共に。

こたえは きっと、森にある。

MISSION果たすべく使命

すべてに森に、ビジョンと共感を
~あの森を、この森に。~

日本には、世界に誇れる多様な地域がある。
地域には、魅力的な人々、様々な森林、独自の文化、歴史、風土といった
自然資本を醸す“地力”がある。

その地力(=コンテクスト)とは、森に還ることでみえてくる。
水を生み出す森は、地域が紡いできた文脈の源点とも言える。

しかし、いま、その脈が瓦解される現実がある。
寂れていく、伝わらない、広がらない、もどかしさ、歯がゆさ、・・・。

今こそ、地域(森林)に必要なのは、
ビジョン(構想)とマーケット(共感)の2つです。

林業がどうあるべきかではなく、
地域がどうあるべきかではなく、
どんな林業をしていきたいのか、
どんな地域にしていきたいのか、

自然の“地力”と人間の“知力”との融合により、未来を描く。
地域発の新たなライフスタイルをデザインする。

自分たちで切り拓き、自分事化していくこと。
あの森を、この森にする。

これが、私たちの使命です。

PASSION負けたくない情熱

すべては、原体験から。
~“源”に想いを寄せて~

その水の一滴が生まれる。
その命の一生が語られる。
その地の一望が創られる。

源を知ること。

子ども時代の原体験を大切に。
共に暮らしてきたその文化に。
想いあるその地域の人のために。
自分のために。

繋がる人、見える経済、強い経営をもって、
地域の誇りを永続して生み出していく。

raison d'être存在意義

~ロゴに込めた想い~
ちいきの

私たちは、
いのち(ココロと生物多様性)を守りながら、
機知に富んだアイディアと粋な行動力で、
を第二のとして世に活かし、
出会ったすべての地域の人たちのために尽力する。

VALUES提供すべく価値・価値観

課題解決ではなく、価値創造。

未来価値の創造のために、その地域課題があります。
現状のマイナス的な課題は、近視眼的になるとネガティブになります。
しかし、過去オール善、すべてが必要・必然ベストです。
地域ビジョンへの共感と同志との力によって、価値創造をしていきます。

PROMISE守るべく約束

二元論におけるカオスと調和(包み込み)

理念と利益(利益なき理念は寝言、理念なき利益は犯罪) 短期と長期(目の前の利便性と世代を超えた継承性) 都市と山村(匿名性と互助)

私たちは、反対する概念をすぐ拒絶せず、
あくまでも内包しながら、
双方の立場を理解することを守るべく責務としていきます。

そこから生まれるひとつの表現が、
トータル林業まちづくり構想です。

トータル林業まちづくり構想
Total forestry vision for local Intrinsic development
共有したい未来像

トータル林業まちづくり構想とは、森林資源の持続可能な活用と地域活性化を目的とした、林業・木材業を中心としたまちづくり構想です。具体的には、各種の森林ビジネスの実現、林業従事者の育成、森林資源の適切な管理、木材利用の推進、山村地域の振興などを包括的に進めることを目指します。

トータル林業

トータル林業は、大きく3つの要素から成り立ちます。

(1)「狭義の林業」からバリューチェーンを繋ぐ

植林、育林、伐採から素材を提供するのみでなく、素材⇒部材⇒消費材⇒空間、そしてライフタイルへとつなぎ、一貫したバリュー(価値)の連鎖を創造します。

(2)「広義の林業」として森林サービス業まで

森林の空間を活かした快適空間の形成、保健リクリエーション、そして森林の恵みを活かしたプロダクト事業など森林価値を広域に展開していきます。

(3)主体的な自分事化できる人材の創出と拡大

山村地域の暮らしを再興していく為に、移住・定住・永住だけではなく、都市部の人間を含めた関係人口の創出を構築し、賑わいを作っていきます。

POLICY実現するための方針

船井流経営メソッド(長所伸展/力相応一番主義/時流適応)

過去の知名度の有無に関わらず、独自の地域性を活かした長所を伸展し、時流に適応した戦術を採用しながら、力相応一番となる“位置”への戦略策定&実行支援をいたします。

オリジナリティとリアリティ

日本の国土7割の森林に対して、地域ごとのオリジナリティと現場のリアリティを基軸に、千年・百年単位の森林ビジョン(まちづくりビジョン、基本政策、条例など)の策定、明日の利益を得るための国産材マーケットの創造をします。絵に描いた餅は、ありえません。

現場密着伴走型

私たちは、現場密着型の地域のパートナーとして、①調査分析⇒②戦略策定(ビジョン設計、基本計画、実行計画)⇒③実行定着支援の連続した支援を基本方針としています。林業産地のブランド化・地域ブランドの創造をサポートいたします。

SPIRIT貫きたい精神

好きを、仕事に。
憤りを、志事に。
情熱を、私事に。

STRATEGY7つの戦略

1)商品開発 ~商品の品質向上と企画化~

地域資源を「立地・規模・のれん(ブランド)」の視点で分析し、自分たちの地域ならではの独自性をカタチにしていきます。特に林業は、丸太だけでは、付加価値は増えません。その加工を加え、価値に変え、また地域資産を単なる原価とだけで考えず、最大歩留りを常に考えて、品質の向上と企画化を目指します。

2)独自販路の開拓 ~情報発信と販促営業の強化~

いいものを作っても売れないというのは、高度成長期の終焉を示しています。過剰生産、過剰投資時代が終わっても、なお大事なのは新しい「伝え方」と新しい「売り先」です。地域独自の理念反響型による見込み顧客の創造とともにベンチャースピリッツを持った営業開拓を進めていきます。

3)デザインの投入

デザインには見えるデザイン、見えないデザインとあります。企業理念や地域ビジョンにかかる見えないデザインを言語化(見える化)することから支援し、プロダクトやパッケージのような見えるデザインをつくっていくことで新たな世界観を広げます。

4)コンセプト(ストーリー)の創造

どんな地域であれ、その地域には独自の歴史があり、文化があり、そこにしかない特徴があります。地質、気候を起因とした生活文化に至るまで、その地域だけのストーリーがあります。その地域のファン、将来の移住、定住へも訴求できるコンセプトやストーリーが、製品・商品・各種サービスの価値を高めていくものです。森から始まる、地域独自のシナリオづくりを支援します。

5)体験・体感型顧客接点の創造 ~企画づくり~

人生80年間として、多くの方が「この魅力」「この価値」を知らないで死ぬ。物流と情報の進化によって失われたものを紡ぐのは体験と体感しかありません。すべての企画を自分で取り込むのではなく、パートナーと組みながらその顧客接点の創造を支援します。

6)外部人材と外部資本の利用

地域の多くの課題の根本は、人材の停滞です。人材の停滞によって情報が枯渇します。情報が枯渇することによって経営が粗雑になるのです。そこで大事なのは、常に定常的な交流人口をつくりながら、人材が流動するような仕組みをつくります。そして、参加したくてもできない人の想いを資本に変えて地域を支援する方法も支援します。

7)トータル林業まちづくり構想の実現としてのパートナーシップの強化

その地に森があるから、その地に人がいるから。地域の永続性は、山林と林業とに定義を設けず、その地域に在った経営方法を作り出していくことからです。林業、製材業、木材流通業、加工業、建築業、不動産業、エネルギー事業、すべてにおいてトータルでのパートナーシップをつくっていくことから、新しい地域経営を支援します。

STORY代表・古川の想い

◇理念と利益~理念なき利益は犯罪であり、利益なき理念は寝言である~

私が、大学院時代に社会人ドクターから教わった二宮尊徳の言葉からの学びです。カネカネ経済カネ経済が嫌いだったこの頃、農山村へいけば「拾う、作る、もらう」という暮らしを経験。そんな暮らしにあこがれて20代は全国各地の地方へと旅暮らし。素敵な理念にあこがれた半面、利益を全否定し自らの世界を閉ざしてしまう人たちも見てきました。あるとき「お前の理念はわかったから、その間伐材の割り箸をいくらでリヤカー背負って売って来れるんだ!」そう激怒された経験もあります。きれいごとだけではダメだ。大事なのは、利益と理念の両立。その利益を次の理念のためにどう使うか。吉野林業の中興の祖、土倉庄三郎のいう「利益の3分の1は事業へ、3分の1は教育へ、3分の1は国へ」を胸にしまって仕事をしています。

◇原体験~それは、奈良県吉野郡川上村。~

私は大学院時代、当時の国土庁(現:国土交通省)の地域づくりインターンに参加しました。30くらいの名もなき市町村の中で、鉛筆を転がして決めたのが奈良県吉野郡川上村でした。ここで、吉野杉に出会い、山守に出会い、行政職員、ダムの理論と現実に出会い、私の人生を大きく変えるきっかけを得ました。インターンが終わってからも、何度も川上村に通いました。「もっとこの世界を伝える仕事がないか、もっとこの世界を持続可能につなぐ仕事はないか」と想い、大学院博士課程を中退して、ビジネスの世界に入りました。すべてはこの原体験から始まりです。私のような経験をしている学生たちが増えているなかで、その経験がイキる形を、会社を通し、お客様を通して、作っていくのが私の使命と考えています。

◇情熱方程式~情熱=好き×憤り~

成功している多くの経営者(成功者)は、好きと憤りの両方をバランスよく持っていると思います。好きこそものの上手なれと、自身の憤りや悔しさももちろんですが、それを公憤(社会に対する憤り)にする考え方を持っておられます。私は、幼少時代、東京都の町田の田舎で、秘密基地を作り、クワガタを採り、田んぼで遊んでいました。そんなある日、宅地開発により私の裏山がなくなりました。そのショックは未だに忘れられません。大事にしていたクワガタの木がなくなり、都市化された地区には、住処をなくしたタヌキやウサギが道路で轢かれて死んでいるのをよく見ました。子どもが外で遊べる場所がなくなるのを見て、また近くの高齢化するニュータウンを見て、私はニュータウン構想の負の部分を目の当たりにしました。また、私は地域の企業のアニキ達にクラブチームでサッカーを教えてもらいました。いまや、地域の仕事がへり、子どもにスポーツを教える接点も減りました。
私の情熱の源泉は、こういった町田市と川上村での原体験、そして多くの方々との出会いから生まれたこの「好き」と「憤り」。なんとか自分ができることができないかと、生涯にわたって、持続可能な地域社会とは何かということをテーマに、その解決を日々模索している次第です。

◇日常と非日常~自分軸と時間軸~

憧れとは、離れているから継続します。憧れは、いつも近くにあるとなくなります。私が、コンサル修業時代、出張している上司に憧れていました。ある時それが当たり前になると、週1回のオフィスの日が落ち着きます。「あぁ私があこがれていたのは出張ではなかった、非日常だったんだ」と気づいたのです。さて、あなたが憧れているのは、TOKYOの都市世界ですか?牧歌的な山村社会ですか?どちらも大事です。しかし、残念なのはどちらも経験していないことかもしれません。そして、両方御経験したからこそ、自分軸がみえてくるのです。
地域おこし協力隊もIターン者も、いまは非日常だから楽しい。日常化していくときにどう持続的な時間軸を創造するのか。その自分軸は、都市8田舎2でもいいし、都市2田舎8でもいい。交流人口や移住人口という言葉が広がっていますが、大事なのは自分の「居心地のよさ」です。都市にはない時間軸を知ることから、本当に地域にしかない大切なものを、守っていくこと。
私は、皆様自身の自分軸と時間軸を作ることを大切にしています。