一千年、二千年。
変わらぬ価値がある。

The changeless value after 1000, 2000 years.

高野山と森林

生きとし生けるものが共に扶け合う
共利群生の森を目指して。

Toward the forest of KYORI-GUNJO

弘法大師 空海による開創以来、1200年に渡りその尊厳が護られてきた世界遺産 高野山。そこは雲上の宗教都市であり、静謐で霊的な山林空間が広がります。高野山真言宗 総本山金剛峯寺山林部は、高野山にて先徳が連綿と育成してきた森林を一千年、二千年と後世に引き継ぐことを理念に、弘法大師空海の共生の思想「共利群生」を体言化する森づくりに専念してきました。豊かな森を後世に残すべく、高野山では森林を5つのエリアに分類して、保護と利用を継続しています。

生きとし生けるものが共に扶け合う、共利群生の森を目指して。

空海が魅せられた森には、
その教えのすべてがあります。

Toward the forest of KYORI-GUNJO

高野山の森林には「ディープエコロジー」なる世界が広がります。森は、人のみならず、動物や鳥や虫、草木や花、石や土にいたるまでが扶けあい、共に利するものが群と為して生きている曼荼羅の世界そのものと言えます。
弘法大師空海が魅せられた広大で深淵な森には、世界の真理そのものがあり、そこにある無数の循環の連鎖は、必然でありながらも奇跡的に成り立っています。高野山の森林を護り、育むことは、弘法大師空海の御教えを守り継ぐこと他なりません。

高野山の森林

高野霊木について

高野山の森で育まれた「高野霊木」。
いのちの繋がりを、日々に。

Toward the forest of KYORI-GUNJO

高野山の壮大な自然のなか金剛峯寺で育まれた木々は、300年、400年の大径木となり、主に寺院で使用されます。その森林管理の一環で生産される木材を製材・加工した製品を「高野霊木」として、皆さまにご提供させていただきます。
弘法大師空海に護られ共利群生の森で育まれた木と共に暮らし、私たちが、先祖から、地球から生かされていることのように、その新しい「いのち」との繋がりを、日々に感じていただければ幸いです。

高野山の森で育まれた「高野霊木」。いのちの繋がりを、日々に。

ラインナップ

暮らしのなかに、願いや祈りの設えを。
人が人を想い、人と扶けあうことのそばに。

Toward the forest of KYORI-GUNJO

高野霊木は日常生活のなかに、そっと祈りの場を設えるための道具。
毎日の健康に感謝することであったり、家族の平穏を願うことのように、人が人を想い、人と扶けあうことのそばに高野霊木が在ることができればと思います。

高野の祈り

高野の祈り

高野霊木(高野杉)で製作した小さな祈りの場。場所を取らず、現代の暮らしの中に溶け込み、凛とした空間を作り上げる。高野の森林を想起させる奥深い山の風景を背景に描き、高野組子を意匠として取り入れている。先祖への想い、高野への想いを偲ぶものとして、引き棚には大切なものをしまうこともできる。

洞の設え

洞の設え

「洞の設え」は、高野山の世界観を表す曼荼羅、三密をイメージした衝立であり、飾り物を引き立てる背景であるとともに生活空間の中でハレとケを切り替える役割を持つ”設え”でもある。仏具を配置する格式のある場として設えたり、大切なものを飾る場として日常に溶け込むさりげない意匠にもなる可変性を有する。

高野山の森林や空海ゆかりの地を巡る旅。高野霊木の産地を訪ね、体感していただくツアーをご案内しています。歴史上の偉人も眠る20万基の墓地や、数百年前の参拝者が植えた杉の巨木が護る奥の院は必見です。日程に余裕のある方は、宿坊に泊まり、お勤めを体験するのもお薦めです。

高野霊木
高野霊木
高野霊木
高野霊木
高野霊木