2月度の経営実践研究会は、特別企画としてメンバーの製材工場視察を行い、

製材における付加価値化やオペレーション管理についての徹底討論となりました。

 

場所は三重県熊野市。

大阪or名古屋から車で約3時間の立地にあります。

 

立地条件としては不利な中、どのようにして高い価値を生み出しているのか?

その秘訣を探りに、N社を訪れました。

このN社の特徴は3つ。

①構造材から内装材まで何でもつくる

②すべての工程を自社一貫生産

③徹底した品質管理と研究開発

 

というスタイルです。

 

商品を自ら企画し、乾燥や微細な加工、塗装を含めた最終製品まで仕上げることで、
利益を生み出しています。

各地から集まったメンバー(製材、工務店)により、
実際に工場を視察すると、

「言うは易し行うは難し」であり、

経営戦略を現実に形にするには、
それを現場の戦術戦闘レベルまで落とし込み、
的確なマネジメントや品質管理の徹底、地道な改善が必要であると
改めてわかります。

 

仕入れ

製材

乾燥

仕上加工

在庫管理

配送

 

のそれぞれに工夫があり、

 

また、

その前のスタート地点となる、商品開発。

そして、定期的なデータ蓄積とPDCA。

 

そのすべてにヒントがあり、
今回は企業秘密ともいうべく工程を余すところなく解説いただきました。

 

視察の後は、メンバーそれぞれが、自社の「付加価値化」の取り組みについて発表し、

ディスカッションを行いました。

 

特に話題になったのは、
N社オリジナルの品質・製造管理システムについてでしたが、

議論の中で、さらに大切になるのは、

システムをつくった後にそれを活かしきれる、
「人づくり」であるとの意見が多くありました。

 

ここでN社が取り組んでいるのが、

システムやマニュアルをトップダウンで導入するのではなく、

社員一人ひとりが自分事として理解し、定着させるための、
ボトムアップの議論と、人事評価制度の改善でした。

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夜はN社が納材したホテルにて宿泊し、
納材後まで見ることができました。

 

今回は、通常の座学勉強会から形式を変えた特別企画でしたが、
今後もこのような機会を作って参りたいと思います。

 

改めて、学びとは何か。

「素直、勉強好き、プラス発想」のスタンスを持って臨み、

自分事として貪欲にヒントを取り入れること。

そして実行して初めて、価値があります。

 

① まず、勉強の機会に参加する人

②そこから自分事としてヒントを得る人

③実際にやる人!

 

それぞれが、5人に1人しかやらないとしたら。

①~③を実行するだけで、100人に1人の経営者になれるかもしれません。

 

今回の学びをより深め、昇華しやすくすべく、
弊社でテキストにまとめあげてメンバーにご提供する予定です。

 

今後も、100人に1人の経営者をつくる、
そんな研究会にして参りたいと思います。

 

次回以降も、ご期待ください!

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■次回(3月度)のお知らせ■

3月度経営実践研究会[国産材ビジネススクール]

・日時:3月18日(金) 14:00~18:00

・場所:大阪市淀川区(詳細はお問い合わせください)

・テーマ
「意外と似ている!?製鉄業界と製材業界の比較!」

・受講料:21,600円(税込)

※初回無料体験は3社限定、受付中!

お気軽にお問い合わせください。

 

★経営実践研究会についての詳細はこちら ⇒ https://chiikino.jp/blog/?page_id=42

 

Posted by admin on 金曜日 2月 19, 2016 Under pick up, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告


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