年の瀬も迫り、2016年もニュースランキングや一年を振り返る特番が放送される時期になりました。

 

さて毎年「日経トレンディ」が発表している、ヒット商品ランキングはチェックされていますか?

それによると2016年のヒット商品は、こちら!

 

1位 ポケモンGO
2位 君の名は。
3位 IQOS
4位 インスタグラム
5位 メルカリ
6位 スイーツデイズ乳酸菌ショコラ
7位 新型セレナ
8位 レノア本格消臭
9位 クッションファンデ
10位 グリーンスムージー

 

みなさんはいくつご存知ですか?また、いくつ購入したりプレイされていますか?

 

異業界を含めた、ヒットの秘訣やトレンドを探るために、

林業・木材業界のみなさまもぜひチェックされてください。

 

さて今年、弊社では、この日経トレンディをヒントに、

独断と偏見で、林業・木材業界のトレンドをまとめたヒット商品ランキングを独自にまとめましたので発表いたします。

どうぞご笑覧下さい!

 


 

\2016年ヒット商品ランキング(林業・木材業界編)/

発表です!

 

10位から解説して参ります!


 

第10位 「クリーンウッド」

(FSC®森林認証材・静岡県)

 

10位 グリーンスムージーに対して、林業・木材業界からは、10位クリーンウッド法です。

「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律」(クリーンウッド法)が今年5月に成立し(2017年に施行予定)、

6月には、日本の国内認証であったSGECと世界認証であるPEFCの相互認証が実現し、話題となりました。

 

東京五輪に向けて、いわゆる森林認証材や合法木材に追い風が吹く中、

いっぽうでクリーンウッド法は「努力義務」であることへの批判もあります。

 

国産材利用、木材のブランド化などが各地で推進される中、

ブランドの根源であり大前提となる「安心安全」に対して、林業木材業界、そして建築業界は責任を負っており、

木材利用推進の風潮が本末転倒とならず、本当に社会・環境・経済の面で持続可能な資源となるために、

永続的なテーマとして取り組んでいくべき課題です。

 

 


 

第9位 「みどりの女神」

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(司会をするみどりの女神 飯塚帆南さん・奈良県川上村)

 

9位クッションファンデに対しては、こちらでしょう。

2015年から創設されたミス日本の1部門、「みどりの女神」の2代目が選ばれ、

さまざまな林業・木材系イベントに登場し、関係者(男性陣)のイキイキとした様子が見られました。

 

各地の林業や木材業、建築業界で奮闘する林業女子。

来年もたくさんの女神が 活躍してくれることでしょう。

 


 

第8位 「トラック死活問題」

8位 レノア本格消臭に対して、消えるということを掛けて、トラック死活問題です。

(写真は、絶滅危惧種の一つ、岩手県岩泉町の林業用ボンネットトラックTW(テーダブ))

 

今年林業界で話題になったブログがありました。

吉野の林業マンの悲痛な叫びを綴ったこちら。

 

「何とかしないと!死活問題なんです!!」

http://ameblo.jp/yamashigoto/entry-12212365568.html

 

このブログが多くの人にシェアされた結果、メーカーに声が届きました。

 

林業の危機? トラック生産中止「死活問題」 ブログが拡散し、メーカー「検討」
https://www.buzzfeed.com/kensukeseya/forestry-truck?utm_term=.beePpDpd85#.lg7EwywneO

 

自社メディアとソーシャルメディアを活用した情報発信が、林業を変える可能性を感じます。
林業の生産現場を支える技術や車両の性能向上についても、ぜひ各社自動車メーカーに取り組んでいただきたいものです。

 

 

 


第7位 「SETSUNA」

 

(写真はウッドデザイン賞facebookより引用https://www.facebook.com/wooddesignaward/

 

7位 新型セレナ(日産)に対して、本業界では、やはりSETSUNA(トヨタ)でしょう。

2016年のウッドデザイン賞の大賞を受賞したのは、トヨタ自動車が手掛けた木製コンセプトカーでした。

ハイテクと森林という、日本が誇る資源の融合を感じさせます。

 

 

 


 

第6位 「スウェディッシュトーチ」

6位 スイーツデイズ乳酸菌ショコラに対して、林業界では、スウェディッシュトーチを挙げさせていただきました。

 

サントリー「オールフリー」のCMに登場して、文字通り人気に火が付いたのがこれ。

丸太にチェーンソーで入れた切り込みに、着火剤を詰めて火をつけると、自然と燃え続ける不思議な木のコンロです。

吉野の川上村や大分日田でも昔から見られましたが、今年は野外イベントなどで見かける機会が多かったように思います。

 

日本でも以前から林業現場で重宝されていた「木ロウ」ですが、

名前を舶来に変えるだけで、はたまたCMに出るだけで、新しい市場が開ける予感です。

 

 


 

 

第5位 「ユカハリ」

(画像引用元:http://zaimoku.me/yukahari/

 

第5位メルカリ(フリーマーケットアプリ)に対しては、ユカハリでしょう。

プレミアム産地の1つである、岡山県西粟倉の㈱西粟倉・森の学校のロングセラーヒット商品。

50cm×50cmの木製タイルを敷くだけで、手軽に無垢の空間が手に入る優れモノです。

今年は新ラインナップの発表、カットサービスや付属品販売の開始など、次なる展開を見せました。

 

またリノベーション熱もあってか、壁に貼る木材ブロックなど、

類似する商品も他社メーカーから次々と発表されました。

 

「ユカハリ」が切り開いた新たな木材マーケットは、今後も伸びを見せそうです。

 

 


 

第4位 「エアービアンドビー」

4位 インスタグラムにかけては、SNS的な世界の広がりとすればエアービーアンドビーでしょうか。

 

インバウンド消費も話題となった今年、このサイトの登場で、日本でも民泊ブームが巻き起こりました。

新たな人の流れが、空き家問題や地方創生という、林業木材業に関わる課題解決のきっかけとなりそうです。

 

そんなエアービアンドビーがてがけたコンセプトハウス「吉野杉の家」が、

さきほども紹介したHOUSE VISIONに登場し、話題をさらいました。

現在は、吉野林業の製材のメッカ、吉野町に移設されて、宿泊施設として活躍中です。

 

異業種コラボの可能性、そして旅人を癒す空間としての木材の可能性を感じさせる象徴的な「家」となりました。

 

 

 

 


 

第3位 「Infinity2016」

(天童木工ショールームにて、模型の展示)

 

3位 IQOS に対して、Infinity 2016を挙げさせていただきました。

今年の漢字一文字は「金」でしたね。

なんといってもリオオリンピックでの日本人選手の活躍が、連日うれしいニュースをもたらしてくれました。

 

その舞台裏でも活躍する日本の技術が話題となりました。

それが、山形県の天童木工で制作された、美しすぎる卓球台「Infinity 2016」です。

被災地復興の願いも込めて、東北産のブナ材で制作されたというこの卓球台。

 

2020年は競技場や木造建築のみならず、日本の木工技術の活躍にも期待したいですね。


 

 

第2位 「とと姉ちゃん」

 

第2位「君の名は。」に対して、林業・木材業界ではあのドラマです。

大人気だったNHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」。

主人公の祖母が材木屋を営んでいるという設定で、第2の舞台となるのが、東京の木場(深川)でした。

 

この撮影に協力したという木場の木材関係者の方々もたいへん盛り上がっていましたが、

ドラマの中では、木曽桧や天竜杉といった銘木が登場し、

木材業経営のヒントになるような印象的なセリフやシーンも多くあり、

弊社代表の古川は毎回録画をしてチェックしていました。

 

「君の名は。」に負けず、聖地巡礼として木場を訪れる人が増えることを期待します!

 


 

第1位 「隈研吾」

(HOUSE VISIONにて)

 

第一位がポケモンGOときたら、クマケンゴー!ということで一位に選ばせて頂きました。

とにかく話題となったのが、これまで考えられなかったシーンに木造建築が登場したことでした。

 

あの新国立競技場をはじめ、隈研吾氏の作品が話題をさらいました。

夏に東京お台場で開催された「HOUSE VISION」でも、角材を組み上げたエントランスや書店スペースが印象的で、

展示会全体も木造建築が多く、木の時代を感じさせるものでした。

 

また新品川駅(仮) も隈研吾氏の設計により、木造となることが決定し、

今後ますます、エンジニアウッドの技術向上により、耐震性・耐火性がアップし、都心や私達の身近な場面で木材の登場を予感させますね。

 


まとめ表 (^^)/

いかがでしたでしょうかか?

かなりの独断と偏見で弊社で選ばせていただきましたが、今年の業界トレンドをつかんでいただけたのではないでしょうか。

 

2016年、みなさまにとてのヒット商品、大ニュースは何でしたか。

この機会にふりかえり、そして来年のビジョンを描いてみてはいかがでしょうか。

 

Posted by wpmaster on 日曜日 12月 25, 2016 Under pick up, すべての記事

2016年最後となる、12月度経営実践研究会を開催しました。

今回は今年の総決算ということで、

静岡から島根まで、各地からClubプレミアム国産材のメンバーをはじめ、

林業、製材業、木材流通業、工務店の経営者が勢ぞろいしました。

 

~今月のMENU~

【1】各社報告&ディスカッション~2016年10大ニュース~

【2】ゲスト講座:プロダクトデザインと展示会デザイン

【3】Clubプレミアム国産材 企画会議「国産材フェスティバル2017」について

【4】2016年ヒット商品ランキング


 

【1】各社報告&ディスカッション~2016年10大ニュース~

今回は各社から、それぞれ10分間で今年の10大ニュースのプレゼンテーションを行いました。

 

・社内業務のクラウど化や多種多様な商品開発に取り組んだA社

・森林信託から地域商社まで次々と事業展開を行った工務店B社

・事業整理で経営基盤を固めながら地域連携で販路拡大したC社

・チェーン飲食店との連携で全国に納材を広げた流通店D社

・事業継承として新会社設立の準備を進める工務店E社

 

など、それぞれに激動の1年間をふりかえりました。

8年前には、純粋なる製材業経営の研究会であったこの会も、

メンバーの増加や各社の事業展開により、幅広いテーマを扱うようになりました。

 

ただの材木屋ではない、ライフスタイル提案や地域づくりまでてがける

プレミアムな経営を実践中です!


 

【2】ゲスト講座:プロダクトデザインと展示会デザイン

【3】Clubプレミアム国産材 企画会議「国産材フェスティバル2017」について

 

Clubプレミアム国産材の新企画「国産材フェスティバル(仮)」に向けて、

ゲスト講演でも、プロダクトデザイナーS氏をお招きし、ブースデザインについてレクチャーをいただきました。

 

プロダクトを手掛けるのみならず、その「世界観」をもデザインするためには、

商品ロゴや広報ツール、ブースまでの統一感を持ったデザインが欠かせません。

 

S氏のアドバイスを受けながら、企画会議を行いました。

「ワインのような林業産地」の新たな表現に、ご期待ください!

 

その後、忘年会で交流を深め、来年の抱負を語り合いました。

熱い経営者が集まる本研究会では、2017年も参加者を募集中です。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

 


 

 

★予告! 3月29日(水) 国産材フェスティバルin大阪 開催!★

Clubプレミアム国産材の新企画を準備中。

9つの産地から製材メーカーが一堂に会し、新商品発表、そして木のある暮らしの提案を行います。

詳細後日、こうご期待。

 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 12月 23, 2016 Under pick up, すべての記事, 経営実践研究会[国産材ビジネススクール](大阪), 講演&研修 報告

 

 

今年度最終回!!!

2016年度国産材ビジネスセミナー第4回開催のご案内★

2010年から開催し、7年目を迎えた国産材ビジネスセミナー。

今年度は、各回豪華なゲスト講師をお迎えした全4回のメニューとなっております。
★過去の開催ブログは、こちらから↓↓
【第1回】https://chiikino.jp/blog/?p=6031
【第2回】https://chiikino.jp/blog/?p=6205
【第3回】https://chiikino.jp/blog/?p=6505

 

 ~経営者、地域ビジネス・起業を目指す方へ~

第4回のテーマは、「利益を生み出すビジネスモデルを作ろう!~千円の柱を10万円で売る方法~」

マーケティングの基本フレーム(3C、4P、5フォース)から、事業計画の作り方、決算書の読み方まで一挙大公開。

さらに林業への応用として、「森から始まる歩留り方程式」等の弊社独自のノウハウをお伝えいたします。

今年度も最終回、地域でビジネスを始めたい、経営のヒントや事例を探しているという方は特におススメです!

 

スペシャルゲスト

ゲスト講座では、岐阜県東白川村で林業・製材業を経営する、株式会社山共代表取締役 田口 房国 氏をお招きします。

テーマは「カントリージェントルマンたれ!地域と生きる木材ビジネスはこんなに面白い」。

地域で新しい木材のブランド化を実現し、世界にも日本の木材を広げようと活動している田口氏、

その成功にいたる理由と志、地域での経営の面白さについてお話しいただきます。

 

 %e5%9b%b37 田口 房国 氏(プロフィール) 株式会社山共 代表取締役
1999年学習院大学理学部卒業。1955年創業の林業・製材会社、株式会社山共の三代目社長。東濃材や、400haの社有林から搬出した木材を同社で製材加工し、天然乾燥材、東濃すぎ、FSC認証材などとして販売している。「7つの約束」を明確にした製品は、公共建造物から一般住宅、家具や木工の材料としても高い評価を得ている。他方、企業同士のビジネスマッチング、国内木材製品の海外PR等の多岐にわたる活動はテレビや雑誌でも評価され、平成25年には日本木材総合情報センターから感謝状を贈られている。現在、岐阜県木育推進協議会長、岐阜県商工会青年部連合会顧問などを務める。

===関連WEBページ===

株式会社山共:http://www.yamakyo.com/

Japanese Wood Consulting:http://japanesewood.org/

 

 

 

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国産材ビジネスセミナー第4回

「利益を生み出すビジネスモデルを作ろう!

~千円の柱を10万円で売る方法~」

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■日時:2017年1月21日(土)14:00~18:00

※終了後に懇親会を開催します(会費5,000円)

 

■受講料:おひとり様15,000円(税込)

※お申し込み後、事前振り込みをお願いしております。

 

■場所:新橋貸会議室(田中田村町ビル5階)

東京都港区新橋2-12-15

<JR各線新橋駅日比谷口又は烏森口より徒歩4分、東京メトロ銀座線新橋駅6番又は8番出口より徒歩4分、都営三田線内幸町駅A1出口より徒歩1分>

 

■内容

【1】基礎講座

・マーケティング概論(3C、4P、5フォース)

・事業計画の作り方(林業ビジネス決算書の読み方)

・国産材売上方程式

・トータル林業:森から始まる「歩留まり方程式」

・フリースタイル林業:新しいはたらき方

 

【2】ゲスト講演

株式会社山共 代表取締役 田口 房国 氏

「カントリージェントルマンたれ!地域と生きる木材ビジネスはこんなに面白い」

 

【3】まとめ講座

・本日のまとめ

 

【4】懇親会

・会場周辺にて、参加者の皆さまと交流会!(会費5,000円)

 

■定員:30名(先着順)

 

■お申込方法:

1)お名前

2)ご所属・役職

3)メールアドレス

4)電話番号(当日連絡先)

5)懇親会(会費5,000円)のご出欠

 

を明記の上、お問い合わせフォームからお申込みください。

折り返しご入金方法等についてご連絡させていただきます。

 

申込み期限:2017年1月19日(木)

 

 

 



 

★国産材ビジネスセミナーの年間スケジュールはこちら

https://chiikino.jp/blog/?page_id=190

 

↓↓チラシ、申込書のダウンロードは画像をクリック(pdf 702KB)

 

●第1回 2016年9月3日(土)14:00~18:00
「初心者でもわかる!林業バリューチェーン」
【ゲスト講演】

林材ライター 赤堀 楠雄 氏  「林材ライターの取材現場で見えた!これからの日本林業」
※こちらの講座は、終了いたしました。
開催ブログは、こちらから↓↓
https://chiikino.jp/blog/?p=6031

 

●第2回 2016年9月3日(土)14:00~18:00

「地域と木材業の水平・垂直連携~林業を軸にした地域連携とまちづくり~」
【ゲスト講演】

㈱自然産業研究所 上級研究員 田村 典江 氏  「ここがヘンだよ!?林野行政」

※こちらの講座は、終了いたしました。
開催ブログは、こちらから↓↓
https://chiikino.jp/blog/?p=6205

 

●第3回 2016年11月19日(土)14:00~18:00

「林業女子ガールズトーク!~女性目線をいかしたマーケティング&女性活躍のリアル~」

【ゲスト講演】

㈱はぴきゃり 代表取締役 金澤 悦子 氏 「経営に女子力をいかすコツ~男女の目線の違いから~」

※こちらの講座は、終了いたしました。
開催ブログは、こちらから↓↓
https://chiikino.jp/blog/?p=6505

 

●第4回 2017年1月21日(土)14:00~18:00 【お申込み受付中!!】
「利益を生み出すビジネスモデルを作ろう!~千円の柱を10万円で売る方法~」

【ゲスト講演】

㈱山共 代表取締役 田口 房国 氏「カントリージェントルマンたれ!地域と生きる木材ビジネスはこんなに面白い」

 

Posted by wpmaster on 火曜日 12月 20, 2016 Under — セミナー、研修、講演のお知らせ, お知らせ, すべての記事, 国産材ビジネスセミナー(東京)

 

東北の冬、囲炉裏を囲んでお茶の時間。

皆がほっと温まる時間。

 

その時間を演出するのは

自然界でも、そして私たちの生活の中でも

長く生き続けるトチの大木でした。

 

 

Posted by wpmaster on 金曜日 12月 16, 2016 Under — ちいきの地域, すべての記事, ちいきのgraffiti~写真集~

 

川上村商工会主催による、
『「儲かる仕組み」を一緒に考えませんか?楽しく学べる!経営セミナー』。

 

以前にも第1回の様子をご紹介しましたが、
全3回のセミナー開催に加え、限定10社についての事業計画作成をお手伝いさせていただきましたので、ダイジェストで内容をご報告申し上げます。

 

川上村商工会 経営セミナー 地域ビジネス

 

■セミナー第1回(10/20)「川上村内需要動向アンケート調査の結果発表」

 

こちらの内容は、以前にも弊社ブログで詳しくご紹介させていただきました。
★第1回の開催ブログは、こちら↓↓
https://chiikino.jp/blog/?p=6387

村内で住民の方、観光客の方々それぞれに実施したアンケート調査結果を用いて、
「村内の商品、施設、名勝等の地域内、地域外の認知度は、どれくらいか」
「地域のどのようなコンテンツが、観光客の支持を獲得しているか」
「ニーズを生かして、どのような売り物、売り方を提案するか」

 

このような内容について、
マーケティングの手法を解説しながらご紹介させていただきました。

 

 

■セミナー第2回(10/27)「過去・現在を知る。事業計画作成のために!経営分析セミナー」

第2回からは、事業計画の作成に向けて、
自社の経営を客観的に分析する内容でのセミナーを行いました。

主なメニューはこちら。
・理念と利益は?(何のために事業をするのか)
・あなたにとって、はたらく喜びは?
・自社の強みの見つけ方
・売り上げ管理の方法(経営にまつわる5つの利益)
・事業経費の使い方
・貸借対照表の読み方
・損益分岐点の見つけ方
夢や目標を描き事業を進めるにあたって、
計画を立ててマネジメントすること、

また、数字を知ることは、避けて通れないものの一つです。

 

しかしながら、
「不確定事項が多く計画の立て方が分からない」
「数字が苦手で、決算書は会計士さんに任せているから何をみて良いか分からない」といった
悩みを抱える経営者も少なくありません。
”経営の過去・現在を知る”をテーマとした第2回の講座では、
なぜ事業計画が必要とされるのか目的を確認し、
経営にまつわるいくつかの数字に関して、身近な商品を事例に説明させていただきました。

 

川上村商工会経営セミナー

 

 

 

■セミナー第3回(11/9)「未来を考える。事業計画作成セミナー」

講義形式での最終回となる第3回は、ゲスト講師をお招きして開催しました。
ゲストには中嶌大会計事務所より、
中嶌大所長、非営利法人支援部 松村祥成部長 のお二人にお越しいただきました。
中嶌所長は、会計士であったお父様が、吉野地方の事業主と縁があり、
ご自身も子供の頃は、よく川上村で遊んだ思い出をお持ちということで、
ご自身の事務所を立ち上げた今でも、川上村の事業団体をご支援されています。

★中嶌大会計事務所のホームページはこちら↓↓
http://www.hero-nakajima.com/ 

川上村商工会経営セミナー

【写真】中嶌大会計事務所 中嶌大所長

 

 

中嶌所長からは、経営における数字管理の重要性をお話いただいた後、
以下のような内容について、ご紹介いただきました。

・株式会社、社団法人、NPO法人の特徴と違い
・起業すること、事業者になる意義とは?
・ビジネスの維持発展のための要因
・会計の目的

さらにセミナー後半からは、非営利法人支援部の松村祥成部長へバトンタッチ。
平成29年1月から領収書等の保管方法が転換される等の変化がありますが、
時流に適した会計について、たくさんの事例をご紹介いただきました。

 

川上村商工会経営セミナー

【写真】中嶌大会計事務所 非営利法人支援部 松村祥成部長

 

 

会計の世界においても、かつては一枚ずつ手書き伝票を入力して処理していた時代があり、
そこへコンピュータの技術が導入されたことを皮切りに、会計士の仕事も時代と共に変化されてきました。

これらの変遷を踏まえ、
新しい会計サービスの特徴についてご紹介いただく内容は新鮮で、
受講者からは「さっそく紹介いただいた無料サービスに登録してみました」といったような反響がありました。
最後には中嶌所長から
「経営には”ロケット理論=途中に色々なトラブルがあっても、
目標を掲げていれば軌道修正しながら到達できる”という考え方がある。
最初にしっかりと数字の伴う事業計画を立てて事業を始められたい。」と激励いただき、
第3回のセミナーを終了しました。

 

 

■限定10社様対象「事業計画作成支援」

全3回のセミナーを終えて、いよいよ事業計画の作成へ。

商工会事務所へ希望のあった事業主様にお集まりいただき、
各社のヒアリングを通じて、事業計画の作成に取り組みました。
これまでの講義を通じて、
自社の強みの見つけ方や、事業経費の使い方についてご紹介してきましたが、
これらの内容についてのワークシートをお渡しして、各社の事業計画を作るためのヒアリングを行いました。

 

中には、
「経理を担当していて、会社の数字のことは分かるけれども、
そもそもウチの理念って何だろう?」という方もおられました。

 

これを機に、自社の理念やビジョンについて、
共に経営するチームの皆様で話し合っていただければ幸いです。
なお、参加者の皆様にご記入いただいたワークシートを基に、
弊社で内容を精査し、事業計画シートとして、ご提供させていただきます。

各社の特徴を見て、じっくり検討いただきたい数字や事業に関するコメントを添えていますので、年末年始にもお時間を取って、ご覧くださいませ。

 

前回のブログでもお伝えしましたとおり、
弊社では自治体や商工会と共に、地域の小規模事業者の経営や地域おこし協力隊の起業支援を行っています。

地域や企業の現状分析と戦略策定から、広報ツール策定等の定着支援まで、
これからも、伴走型での支援を続けてまいります。

 

Posted by wpmaster on 火曜日 12月 6, 2016 Under pick up, すべての記事, 未分類, 講演&研修 報告
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